井戸前兵庫県知事時代に基本構想が策定された兵庫県庁舎の建て替えと周辺地域の再整備プランは、斎藤新知事の当選によって白紙撤回されてしまいました。新知事は旧知事の施策を事ごとくひっくり返し、新たな県庁舎不要・職員6割の在宅勤務化という流行に乗るかつ耳障りだけは良い施策を断行しようとしていました。また耐震性不足が判明した庁舎1、2号館は解体のみでその後は何の活用もせず、単なる緑地とし、自身はコストカットだけ実現したという実績のみが残る事になります。
同知事のスキャンダルを巡り、県政の停滞が大きな問題になっていますが、県庁舎の再整備を協議する「県庁舎のあり方等に関する検討会」がようやく8月上旬に第一回検討会が開かれました。実質的には4年近く議論がストップしていた事になります。
職員の在宅勤務化を進めるにあたり、出勤率4割に留める実験が行われましたが、その内容を確認するアンケートでは、業務効率や県民サービスの質低下、災害時の対応等を懸念し、批判的な意見が多く見受けられました。
検討会では、まず、テレワーク化による出勤率を低下させる事の是非や、新庁舎の必要性について議論が交わされました。
ポストコロナに突入し、社会情勢は大きく変化中です。首都圏を中心に、コロナ禍では民間企業のテレワーク化が推進され、オフィス空室率の上昇が全国的に見られ、神戸でも空室率は上がりました。しかしコロナ後にはテレワークから出勤に切り替える動きが強まり、それに伴ったオフィス需要も回復傾向にりあります。
テレワーク化が急増した20年と比較すると、既に企業での実施率は半減しており、制度としては残す企業もある中、オフィス回帰が鮮明となっており、一定のリモート化は定着しつつも、主流ではもはや無い事を物語っています。
しかしながら県庁舎1、2号館の解体は既に決定している為、執務する職員を移転させる必要がありますが、現状、近隣に点在する県保有の他庁舎、公館、職員会館等に分散させて移転先の床を確保する計画です。
一挙に1、2号館を解体する為、近隣の県関連の施設を中心に本庁舎の再編とテレワーク化が行われます。
しかしながら前月末に行われた第1回新しい働き方部会では、職員の働き方制度についてやITC活用による業務効率化が話し合われましたが、新庁舎の必要性やその規模は職員の8-9割の座席数を確保すべきといった意見もあり、全体として、新たな庁舎の再整備が求められるという雰囲気が強いようです。
県庁再整備と切っても切り離せないのが、元町エリアのにぎわいづくり。こちらについても別途の部会が立ち上げられています。元町エリアも都心の他エリア同様に都市緊急再整備地域への指定により、民間活力の導入による活性化促進が目指されています。
民間企業への聞き取り調査によって得られた元町北側の評価については、かなり厳しい意見が連なります。主要な需要は住宅のみで、大規模な商業施設、オフィス、ホテルも成り立つ可能性が低いという辛辣なコメントが並びます。しかしながら、三宮の再開発に際してもマーケットが薄い、ポテンシャルが低い、新たな床の創出でなく老朽化した既存のハードを有効活用すべきと散々の書かれ方をしましたが、蓋を開ければ、官民連携の大型再開発が続きます。三宮の場合は、やはり神戸空港の影響が大きいのでしょうか。
駅から続く勾配の先に立地する現在の県庁舎。2年後に解体が開始されます。再編の方向性が固まるタイミングには、新知事が率いる新たな体制が生まれているのではないかと思います。
いやはや無能なトップの意向一つで、これだけすべての物事が滞るという典型ですよね。
まさに独裁者が権力を握ると、その方針に下は逆らえず恐怖政治になるということです。
この検討会にしても、知事の顔色を伺う意見しか出ていなくイエスマンばかりの会合だったと思えます。
兵庫県は
何も可能性がない。
何もしない方がいい?
何も希望を持たない方がいい?
正直狂ってます。
兵庫県庁舎は新神戸のOPAに入れば良いと思います。今はゴーストタウン化しています。
いずれにせよ間もなく知事は辞任に追い込まれるでしょう。そうすれば庁舎問題もまた振り出しに戻ります。新庁舎は民間活用手法でいいのではないでしょうか。
兵庫県庁舎の新神戸OPA移転、非常に素晴らしい提案ですね!
まとまった事務床を確保するにも、経済効果的にも非常にコストパフォーマンスのいい素晴らしい案です。
こういった民間的というか「もったいない」という思想で経済効率を追求することが都市開発には欠かせないと思います。OPAの活性化、事務床確保と良いこと尽くしの素晴らしい提案だと思います。
何やらしたり顔の県庁のOPA移転の意見が出ていますが、移転はムリです。
大阪府庁のコスモタワー移転のように考えておられるようですが、オフィス床とホテル床の間取りの違いや使い勝手(迷路のようになっている)を考慮しないといけない、床も足りないし根本的に構造の違いがあるからこそ県が何も出来ていない理由でしょう。
OPAはスーパーAEONの立地こそ最後の一手と思いますが、県と市のプライドが許さないのでしょう。
出来ない事を言うのでは無く、如何したら出来るか考える方が良いと思いますよ。箱物は後々の維持費が大きいと思うし、元々県の事業はそれほど必要無い、角県民局で十分。
県庁周辺エリア再整備に関する民間聞き取り調査によると、
要は景観などにより住宅には箔が付いて需要は伸びるが、
元町駅から当該エリアまでの坂道が足枷となって、
商業施設やオフィスビル建設需要が伸びないというようにも
受け取れます。
そうであるならば元町駅を上層まで建て増し、
そこから広大かつ景観に配慮した坂道をかわすデッキを
設けることで、ある程度解決できないものでしょうか。
近隣住民などとの折衝を経る必要がありますが、
元町エリア全体の活性化の観点からはやる価値はありますね。
ただそれもこれも、元町再整備が県の管轄である以上、
渦中の県政が正常化してからの話にはなりますね。
いろいろ削減して結果的に職員の6割がテレワークになり庁舎を縮小したというんなら分かりますけど
まずテレワーク6割を達成するために県庁舎を縮小するとういうのが本末転倒なんですよね
あの知事は県をこうしたいというビジョンが何も無く知事になりかっただけだから
思いつくのは前知事の逆張りだけ
そもそも公務員たる県職員がテレワークで家に引きこもってどうするんだか
本当に酷い知事を選んでしまったものです
生田中学校と県庁舎の等価交換は良いアイデアです。
これが実現すると、元町環境・元町開発が促進されます。
何度も高い改装費を使ってほとんど誰も使わない三宮プラッツを見れば分かるように、所詮、使い勝手が悪いものを無理に転用すれば、さらに巨額の維持費用が掛かり、本末転倒の事態になります。
最近の神戸市は、何でも勿体ない精神で昭和後期ビルの空き床転用をPRしていますが、どこも企業に敬遠されています。
構造や仕様が時代遅れなのです。まだ価値がある近代建築ならリノベも利点がありそうですが、トレンドに乗れなくなって世間に見捨てられてしまう。東京や大阪がひっきりなしに再開発しているのはそういうことです。
トレンドに乗れない理解しない都市は悲惨です。
まあ、まさに今の神戸市がそうですけど。
誤解があるかもですが、県庁舎のOPA移転の提案はあくまで、元町の大規模再開発までの仮のものです。
使い勝手が悪く、民間に借り手がないからこそ行政がその負の遺産の責任を取るしかないのです。
でもOPA跡地にAEON誘致の提案、素晴らしいですね!
それで床消化に一定の目処が付くなら、市や県のしようもないプライドなどは早々にかなぐり捨てるべきです。
ご提案のように、都市には新陳代謝が必須です。古いものをいつまでも使い続ける事が、必ずしも良いこととは限りません。
東京に新規開発が目白押しなのは、いうまでもなく投資効率が継続使用を圧倒的に上回るからです。
その源泉は、圧倒的な需要によるビルの高層化と土地の高度利用です。
景観条例や高層マンション規制はそのどちらもが投資効率を悪化させますので、神戸市は、今後これらの不経済な規制と今後どう付き合っていくか、考える必要に迫られる事になるかと思います。
都市緊急再整備地域への指定が今の兵庫県や神戸市に必要でしょうか?形は違えどどちらも縮み志向の首長で規制緩和とは真逆にいる人たちです。彼らには都市緊急再整備地域の本来のメリットである民間活力を引き出すことは出来ませんから。
大企業や外資系ホテルなどを誘致できない理由もここにあります。本来、かつて神戸市は巨大な吸引力を持っていましたが少子高齢化社会を先取りした街づくりを目指した都市計画をするなどまったくばかげた施策を行ってきました。斎藤知事は県庁舎建て替えと元町北エリアの再開発を潰してしまった。こんな成長を放棄した都市に企業がラグジュアリーホテルが目を向けると思っているのでしょうか?
久元市長はかつて、大阪のベッドタウンにはならないと宣言しましたが、今やベッドタウンにも選ばれない街になりました。
福岡の高島市長は、「都市間競争には興味がない。ただ魅力のある街、人々が住みたいと思う街を作れば市民は豊かになり、全国から・世界から人は自然に集まって来る。」と言います。
まさに都市緊急再整備地域指定こそ、その打出小槌なんですが使い手が悪ければどうにもなりませんから。
中央卸売市場の斜め南側に何やら変てこりんな建物が出来ています。旧兵庫津の木造役所と歴史館。いつの間に出来たのか、見学者は誰もいなく、事務員のような人がやたら多く、結局税金の無駄遣い。
これも井戸知事の置き土産です。
最初にコメントしたのでここでもう一度発言しますが、ようは緊縮財政うんぬんよりもっと前向きな政治を行ってもらいたいだけです。
歴史の中で、国政でも県政でも市政でも、成功もあれば失敗もあるでしょう。未来に向けて建設的な政治であればわたしは納得できます。
何でも未来に悲観的で失敗を恐れて聞こえのいい政治をする人は以前から訝しく思っていました。
端的に市民や県民が面白く楽しく快活に生活でき仕事に意欲が持てる。そういった街になれば未来は明るくなります。そのためには多少、腹黒目の人が県知事や市長でも構わないです。
兵庫県や神戸市もそういった政治を目指すトップが欲しいです。
現知事の場合、私利私欲で政治を執行して何の成果も出せず、混乱させ、おまけに兵庫県民に恥をかかせた。こんなことで兵庫県が全国ニュースになることが本当に情けないです。
失敗を恐れて挑戦をしなくなったら、人も自治体も本当に老人です。その挑戦も後ろ向きな挑戦なら、余計人を介護の必要な老体へと変化させます。(ここまで書いてきて、国交省の政策頼りの神戸市の現状がまさにこれだと腑に落ちました)
まあ、老境を迎えた自戒も込めて言っておきます(笑)
庁舎縮小テレワーク推進ですが、既存の県職員を相手にしていては進まないでしょう。新規採用を全員テレワークにして既存職員と切り離し、彼らを統括する上司を募るのが結局は早道かな。
古い猿山はロートルだけで維持してもらって、テレワークに向いた仕事や人員は切り離して集約する。また怪文書が飛び交いそうではありますが、本気で進めるならこれくらいはしないとね。
生田中学の移転は実現してほしいです。
その跡地から、元町駅北側の道路をまたいで、
元町駅につなげて、
元町駅南側の道路をまたいで
南京町広場の北側までエスカレーターやエレベータて移動できる、商店街ぐらいに幅の広い道が欲しいです。
今は、元町駅が南北を分断しています。
元町駅北側は、イスラム教寺院やキリスト教や仏教や
中国のお寺もあります。
大きな広場を作り、一つの敷地に移転すれば
外国文化港町の神戸らしく観光にもなり、世界平和の発信にもなります。
もし、県庁の計画が白紙になっているなら、できたらいいなと勝手に考えました。