JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 階段・スロープ設置工事は工期延長?



アシックス本社が雲井通のツインタワーに移転し、再開発に勢いを感じさせる三宮。その玄関口で大規模工事が進んでいるのがJR三ノ宮新駅ビル。地上30階 地下2階 高さ155mの複合高層駅ビルが2029年に誕生します。



8月末までが工期であるスロープ・階段設置工事は延長が必要のようです。これらを設置する為の基礎構築がまだ完了していません。



スロープと階段を取り付ける柱のアンカーボルトがコンクリートに埋まりましたの手前でもコンクリートが四角形に打設されています。ここにスロープのベースが設置されるのでしょう。



よって右側が階段、左側にスロープという配置になるものと思われます。恐らく鉄骨造である両設備共に外部で製作され、運び込まれて設置されるので、出現は一晩のうちでしょう。フラワーロードの歩道との接続部分の整備も必要です。完成は9月末でしょうか。



旧駅前広場内は相変わらず地中障害物の撤去工事がオールケーシング工法で行われていますが、旧駅ビルの本体部分の地下解体にはまだ着手していません。



地下駐車場の地中壁を山留に活用してその西側の地中障害物を解体しています。ここが新駅ビルと新駅前広場の境界になる模様です。



人の広場では、三点式パイルドライバを使った作業が進められています。こちらも地中障害物撤去の工事かと思われます。



コンクリートの箱を棒状にくり抜いて何かを使っています。これは何でしょうか。



アシックス本社がバスターミナルビル内に賃貸する面積は4,000平方メートル。一方、JR新駅ビルの中層に整備されるオフィス床は6,000平方メートル。市外から新たな企業の進出を促したいものですね。



神戸三宮阪急ビルのオフィスフロアは賃室面積は分かりませんが、延床面積は約12,000平方メートルあります。基準階面積が620平米ですので、12フロアで約7,500平米の計算です。同ビルは満室稼働しています。

JR駅ビルについてはまだホテルのブランドも商業施設の具体的な方向性も示されていません。来春開業予定の広島駅ビルも今月になってようやく一部のテナントが明らかになりました。ただホテルについては、昨年末に正式にグランヴィアの出店が決定していました。三ノ宮もまだ3年程はベールに包まれたまま工事が進行するのでしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    オフィスはJR大阪周辺が凄いので県内企業の流出を少なからず心配していましたが神戸市内で創業した企業はやはり神戸市内に愛着があるようで少し安心しました。今、計画発表されている神戸の新築オフィスで最大のフロア面積となるのは建て替え中の市役所だと思いますがどのような企業が入るんでしょうか?
    今、貿易センタービルに入居中のマイクロソフトも新築ビルのどれかに移転するのかもしれませんね。
    先頃完成したJPタワー大阪(KITTE大阪)はオフィス階の規準フロア面積が約1200坪もありますし、うめきたや淀屋橋界隈で建設中の大規模ビルのリーシングには大いに興味があります。

  2. カン より:

    アシックスは兵庫区や長田区に地盤がありますしね。
    すでに全世界展開しているアシックスにとっては、
    今更大阪に行ってミズノと横並びで見られても
    埋もれていくだけでメリットがないと思われます。

    神戸発の神戸ブランドとしてこれからも神戸の看板で
    あり続けてほしいと思います。

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