西神中央駅周辺の人口集積を促進する為、殆どこれまで駅周辺には供給された実績のないファミリー向け民間賃貸マンションの建設が進行しています。
名谷駅前の商業・公共施設のリニューアルや新築工事を担っている岡工務店の施工で躯体構築が進んでいます。
上棟は14階ですが、現在は既に11-12階にまで躯体が到達していますので、あと2フロアで最高部に達します。
駅を挟んで反対側には高層マンションが並んでいる西神中央駅前。西側にもこの建物が立つ事で景観のバランスも成り立ちます。
まだこの物件について入居者の募集は開始されていないようです。1階のテナントについても物販・飲食店の出店が見込まれますが、完成するまでは業態は明らかにならないでしょう。駅西側には駅から離れないと店舗は皆無の西神中央駅前。
西区の人口は約23万人。人口減少対策であるリノベーション神戸プロジェクトが策定された5年前の2019年と比較して、8,000人近く減少しており、歯止めは掛かっていません。
しかしこれは西区に限った話ではなく、神戸市全域に渡って人口減少が起きています。自然減と流出の双方に勢いがついており、リノベーション神戸の施策の効果が発揮される間もなく、加速が付いている状況です。目先の人口を追わないという方針は本当に正しいのでしょうか。この5年間、何の対策も行われていなかった場合と何らかの違いは生まれたのかどうか。
ただ西神中央駅周辺の利便性は高まり、文化度は向上し、魅力が高められたのは事実です。西神における真価が問われるのは、今後の⻄神車庫用地の開発の仕方次第でしょうか。
リノベーション神戸・(仮称)西神中央駅賃貸レジデンス新築工事 この5年間に行われてきた施策は何らかの効果をもたらしたのか
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