神戸ハーバーランドの中核商業施設であるumieが開業10年を迎えました。1993年の街開きより30年。最初の20年は西武百貨店に始まり、星電社、ダイエー、高島屋、そして阪急百貨店と中心となる大型施設の撤退とリニューアルの紆余曲折を繰り返しながらの歴史でした。
しかしイオンモールがオペレーターとなったショッピングモールのumieに転換されて以降は順調に集客し、もう今となってはハーバーランドに対して不安を唱える声は聞かれなくなりました。
20年を掛けてようやくこの大型商業ゾーンの適正な活用が見出されたと言えます。
無論、イオンモールもこの10年の間、開業から何のブラッシュアップも図らなかった訳ではなく、大小のリニューアルを継続的に行い、話題の提供を続けてきました。
空テナント区画に貼り出されたハーバーランドの30年の歩みとumieの10年の歩みです。
昨年より継続しているリニューアルの一環にノースモール2階西側に雑貨ブランドの集結がありますが、ここに新たな仲間入りを果たしたブランドがあります。
ZARAの入っていた区画の西側エントランス横の部分は空区画でしたが、ここに1階で営業していたFrancFrancが移転リニューアルオープンしました。
開業日は6月1日と約1ヶ月前の事です。これで集結した雑貨ブランドは、KEYUCA、PLAZA、3COINS plus、LEAF、そしてFrancFrancと計5ブランドとなりました。
これだけ揃えば全店行脚して回る事はほぼ確実でしょう。非常に華やかで賑やかになりました。
さて移転したとなれば気になるのは跡区画の今後の行方。FrancFrancの区画のみかと思いきや、テュロスのスタンドや無印良品のエントランスも含めて仮囲いの中に。
これらを含めると、店舗面積が拡大する事になりますが、後継テナントはどんなお店が決まっているのでしょうか。
無印良品の店内へはセンターストリートから入店する形になります。
その他の動きとして、モザイクへの連絡デッキへの入口横のテナントスペースが閉鎖されて工事が開始されています。
新しいテナントを入れる為の工事ではなさそうです。
既に当ブログで報じている弁天町交差点から延伸される歩行者デッキがノースモール2階に連絡する予定ですが、このデッキとエントランス新設に伴い、新たに通路を設けて回遊動線を構築するのではないかと思われます。
GLOBALWORK横の部分にも工事の手が入っているようです。
umie、モザイク、アンパンマンミュージアムの3つの施設に集中する人の流れをまだ享受する事が出来ていない周辺施設は、その動線改造も含めて採り入れる積極的な投資が必要かと思います。
また神戸駅からプロメナ神戸へとアクセスできるハーバーランド北ブリッジも開通以来初の補修工事が予定されています。
国道2号線を跨ぐこの歩道橋は実はumieへの隠れた最短アプローチです。
かなり老朽化が進んできていたので、東ブリッジと共に美装化が進められる事を期待したいと思います。
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神戸ハーバーランドumieは開業10周年 ノースモール2階西側にFrancFranc移転で雑貨店集結完成 1階は連鎖型リニューアルへ
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にしむら珈琲店撤退後のモザイク連絡デッキ周辺店舗は、個性に欠けるのか通行人の足止めとして機能していませんよね。モザイク連絡動線の性質上、他のエリアでは体験できないような非日常を演出するような飲食店の誘致を進めるべきかと感じます。
とはいえ屋内なので消防法の関係上、直火調理を売りとするような店舗の誘致は不可となります。それでも異国情緒を感じさせるようなオープンテラス型の酒場、例えばドイツ・ミュンヘン市のオクトーバーフェストを思わせるような大規模かつ華やかな飲食空間の形成を図るべきでしょう。
モザイクと地続きのエリアである以上、「非日常」をコンセプトとした飲食店展開が望まれます。
にしむら珈琲店は現在も営業中でしたね。運河のカフェテラスが無くなって広場化しただけでしたか。いずれにしても、賑わいはありませんね。