三宮再整備・東遊園地グランドオープン 芝生広場も供用開始 マルシェも開催 「映える」都市公園

4月7日の芝生ひろば・芝生ガーデンの供用開始によって、リニューアル後のグランドオープンを果たした東遊園地。よく晴れた最初の週末、美しく生まれ変わった都心のオアシスは多くの人々で賑わっていました。



ふかふかの緑の絨毯では、訪れた人々が思い思いに自由な時間を過ごしており、東遊園地の再整備基本構想を検討している際に示されていた芝生広場のイメージにかなり近い形で具現化しました。



芝生の上には、藁の上に板を渡した仮設ベンチ等も置かれており、より寛ぎを提供する空間に仕立てられていました。



芝生ひろばオープニングイベントとして、花と緑のトンネルが出来上がっていました。



日差しを遮るシェードにもなる緑のトンネル。非常に華やかです。



トンネルを支える柱の根元には様々な種類の花が美しく活けられていました。



芝生の緑とトンネルのコラボは非常映えるまさに都心のオアシスという言葉がピッタリ似合う芝生ひろばが誕生したと言えるでしょう。



小さいサイズの芝生ガーデン。やはり予想していたとおり基本的な使い方は、小さな子供を連れたファミリーが憩うスポットになっていました。



広過ぎず狭過ぎず。目の届く範囲で子供が遊べ、しかも転んでも怪我の心配のない緑の絨毯は使い心地が良さそうです。



地面一面がグリーン、空はブルー、そしてその間に中高層ビルという構成は、コントラストも大きく、非常にフォトジェニックな光景です。



このダイナミズムな景観は人を必ず訪れてみたいと思わせるのではないでしょうか。映画やドラマ等でもロケ地として活用して欲しいですね。「映え度」はかなり高いのではないでしょうか。



にぎわい拠点施設のURBAN PICNICも賑わいが絶えないようでした。



美しい公園を満喫したいのでしょう。WEEKENDのテイクアウトカウンター前には人々が列を作り、ドリンクやフードを片手に、芝生の上でピクニックを楽しんでいました。



またこの日のレンタルスペース・ラウンジは開口部を開け放って、無料のトークライブが行われていました。



ラウンジと芝生ガーデンは目と鼻の距離です。オープンエアーにする事で、様々なアクティビティやイベントに活用できるでしょう。



URBAN PICNICの北側も緑のデコレーションで装飾されていました。この日はグリーンをテーマにしたイベントが行われているようでした。



メタセコイアの並木が誘うみちひろばでは、マルシェが開催されていました。



その名も「GREEN MARKET」。



植物に触れる体験をテーマに、県内の花卉農家や個性的な園芸店、素材にこだわった食品や雑貨、カルチャーを感じる古書等の出店が行われていました。



メタセコイアの木陰で行われていた素敵なマルシェ。URBAN PICNICで行われていたトークライブやワークショップもこのグリーンマーケットのイベントの一環だったようです。



非常に絵になる都市公園になったと思います。日本というよりは海外の都市公園を彷彿とさせるのではないでしょうか。



昔、TVアニメ「シティハンター」のエンディングの中に、東京・西新宿の超高層ビル群の実写が登場するシーンがあり、新宿御苑という広大な芝生広場を持つ公園の向こうにビル群が聳える姿に、非常に感動した記憶がありますが、今の東遊園地は、人々に同様の感動を与えられるではないかと思います。



都市公園の代表格と言えば、ニューヨークのセントラル・パークが有名ですが、広大な緑地と摩天楼の対比が非常に美しい風景を生み出しています。



東遊園地もそこそこの高層建築に囲まれている感はありますが、現在、うめきた2期地区で造成と建設工事の進むグラングリーン大阪はその規模で圧倒する事になるのでしょう。神戸は東遊園地を中心として、周辺の三宮や旧居留地、そしてウォーターフロントまでを含め、ポイントではなく、面的な広がりで魅力を磨く事が重要でしょう。東遊園地はその先鋒です。