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こべっこランド オープン特集 Part1 キッズガーデン編 無料大型遊具の充実性に満足度満点!



2月11日に和田岬に移転リニューアルオープンしたこべっこランド。建築資材の納期遅延から開業日も遅れる結果となりましたが、ハーバーランドでも人気の公共施設が大きくパワーアップしました。



敷地面積が約1ヘクタールにも及ぶ下水処理場跡地の再開発として、こべっこランドとこども家庭センターの二つの建物を建設。同処理場跡地南側に先行開発されたミズノスポーツプラザと合わせて、和田岬エリアにおける新たな集客・にぎわい拠点としての役割を担い始めました。



こべっこランドは鉄骨造地上3階 延床面積4,100平方メートルの建物ですが、まず特筆すべきは建物の正面に陣取る施設最大のアトラクションである屋外パーク「キッズガーデン」。



三角形の土地の形状を活かして、これを2階レベルの歩行者デッキで同じく三角形に囲っており、船をイメージしたデザインとなっています。



デッキ上は耐久性が高く安全なウッド調の樹脂床板で覆われています。



三角デッキに囲われている中央の広場の表面は全体が柔らかい素材で覆われており、子供が万が一、転倒しても怪我の心配も少ない設計です。



非常にカラフルな広場。ベンチも多く備わり、遊びに興じる子供達を親も快適に見守る事ができる環境が整っています。



三角デッキには様々な大型遊具や仕掛けが備わっています。「テントスライダー」は、斜めになったデッキの中央が膜素材のシートやネットで覆われており、よじ登って、トランポリンのように飛び跳ねたり、滑り降りたりする事が出来ます。



デッキの中央には2箇所にこうしたネットで覆われいる穴があり、この中に入る事も可能です。



デッキ下にはネットの空中通路や階段が張り巡らされており、子供達はこのネットを使って移動します。



芝生の築山もあって走り回って遊ぶ事も出来ます。初夏以降になれば、芝生広場になるでしょう。



季節が更に良くなり天候に恵まれれば、この芝生広場に集ってピクニック気分でお弁当を食べる家族の姿も見る事ができるかもしれません。



デッキ間を結ぶ見晴らしタワー。トンネルにらなっていて、潜り抜ける事も出来ます。



中央のタワー内には階段が備わり、展望スペースまで上がる事もできます。



螺旋型のスライダーも滑りが良いです。



広場中央の円の中にある四角のフレームは、夏場に運用される噴水設備です。水遊びまでできるとなると、もう子供にとっては、はしゃぎのテーマパークです。



夏場の運用に備えてシャワーや手洗い場も完備しています。



施設内の案内図です。そんなに複雑な配置ではありません。



キッズガーデン内には照明設備も多く整っており、17時までの運用時間ですが、冬場等は日没時間も早いので、安全に遊べるようになっています。



駐車場は60台分のスペースが用意されていますが、オープンから30分も経たない内に満車となって、空きを待つ車列ができていました。



まずはキッズパークからご紹介しましたが、子供はもうこのパークのみで疲れ果てる程、大はしゃぎでした。大型遊具のある公園は人気が高いですが、この施設の設備の充実ぶりは群を抜きます。またこの内容が無料で提供されている事は非常に大きい為、その人気ぶりには納得です。移転先に懸念の声も上がっていましたが、車だけでなく、地下鉄海岸線最寄り駅からも徒歩圏ですし、市バスでの利用も可能です。



この施設が呼水となって、周辺のハーバーランド、イオンモール神戸南、兵庫津ミュージアムと合わせての集客にも繋がるとエリアの活性化が更に進みます。ただ人気が出過ぎて、週末や祝日に市外や他府県からも人が押し寄せると、市民の利用がままならなくなる事が懸念でしょうか。

次は館内の様子をレポートします。

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  1. 摂津国人 より:

    この新しいこべっこランドを紹介した動画をいくつか拝見していますが、非常に素晴らしい施設のようですね。今回のこべるんさまの記事と同じく、どの動画でも褒めちぎった内容でした。これだけ優れた施設であれば子育て環境の向上に大きく寄与するものと思われます。願わくば兵庫区ではなく、子育て世代の多い西区、北区、垂水区に作ってほしかったですが、もしかすると今後和田岬周辺を住宅地として再開発する布石なのかもしれないと勝手に希望しております(北区の岡場にはこべっこあそびひろばがありますし、西区の西神中央にもこべっこあそびひろばがもう少しするとできますが、こべっこあそびひろばは未就学児が対象です)。あるいは、新たなこべっこランドが北区や西区に新設されるのもいいですね。
    最近知ったのですが、北区のフルーツフラワーパークは道の駅化して入場無料になり、王子動物園内にあるような未就学児向けの小さな遊園地があったり、しあわせの村にも無料で遊べる複合遊具などを備えたトリム園地があります。有料ですが須磨区の離宮公園にも遊具がありますので、実は神戸子育て環境はかなりいいようです。ここ数年神戸市はリノベーション神戸として郊外のリニューアルを進めていますが、西神中央と名谷のリノベーションや上述の施設をみていると「ここまでしても人口は増えないのか…」と残念な気持ちになります。ネット上の掲示板では「神戸の仕事は給料が安い」といった発言を目にしたこともありますので、神戸中心街における産業の振興に今以上に努める必要があるのかもしれません。稼げる仕事が多くあれば、市街地だけでなく郊外も人気になります。それと以前から何度か申し上げているように、神戸西ICや神戸北IC(神戸JCT)を中心にロジスティックや工場を作って雇用を確保するのも有効な手段だと考えます。「郊外は半独立」と申し上げておりますが、どうやら郊外は地方都市のように車で工場などへの通勤が多いような感じもするからです。西神中央のとなりの西神南にある井吹東小学校はかつて最も児童数の多い小学校(1000人以上)だったようです。実際、西神南の公園は子どもたちが多く遊んでいるのを見たことがあります。この子どもたちの両親は神戸西IC付近のロジスティックや隣接するハイテクパーク、西神工業団地の工場などに勤務しているのではないでしょうか。だとすれば、雇用の充実が人口の増加に貢献するのはほとんど間違いないと考えます。

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