元町商店街街の西エントランス横に立っていた旧ホテルシェレナ西館は、大阪の不動産会社であるセントラルシティが賃貸マンションへとコンバージョンして活用しようと試みましたが、運用ほ上手く行かずにその後、第一グランドホテル西元町の名称だけが建物に付けられたまま塩漬けにされていました。
昨年11月に物件は和田興産によって取得され、今年1月より既存建物の解体撤去が開始されました。
建物が足場と防音パネルに覆われた3月以来、半年ぶりに取材に訪れましたが、解体作業のスピードは想像よりも遅く、最近になってようやく建物の縮小が始まったところでした。
現在は10階の解体に着手しています。単純計算で9ヶ月を掛けて2フロアの撤去が完了した事になります。
ただここからの解体は意外に速く進むものと思われます。解体工事の工期は2023年5月末までなので、半分の工程が完了したという段階でしょうか。
和田興産の計画はまだ明らかになっていませんが、以前の報道では商業機能を持った共同住宅と伝わっています。敷地面積が1,000平方メートルを越えているので、住宅に割ける容積率は400%に抑制される筈ですが、110戸強の大型マンション計画という話も出ています。賃貸のワンルームであれば、その戸数の可能性もあるのではないかと思いますが、市の条例を交わす妙策で分譲マンションを実現するのでしょうか。都心プロジェクトとしては他に下山手通で東急不動産との共同開発である「ワコーレシティ神戸元町(177戸)」の発売を計画しています。元町商店街の入口だけに付与される商業機能の規模に期待が寄せられます。
旧ホテルシェレナ西館(第一グランドホテル西元町)の解体撤去工事 10階の撤去まで進捗 跡地には110戸強のマンションを計画?
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