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人工島ポートアイランドのランドマークである神戸ポートピアホテル。地上32階 高さ110mの超高層ホテルは、豪華客船を彷彿とさせる楕円形のデザインが目を惹く神戸市内最大規模を誇るシティホテルです。
この夏、この高層ホテルの屋上に新しい観光施設「SORAFUNE KOBE」がオープンしました。完全予約制で40分の滞在時間制限が設けられています。
ホテル屋上に展望テラスデッキを新たに設置。30階まで通常のエレベーターで登り、スカイブュッフェレストラン「GOCOKU」で受付を済ませると、裏通路から専用エレベーター(通常は従業員が使用する業務用エレベーター)に通され、32階に。そこから階段を使って屋上にアクセスします。
屋上のほぼ中央に設置された人工ウッドデッキのテラス。広さは約60平方メートル。中央は少しだけ視線を高くできる見晴らし台兼ベンチもあります。外周はガラス手摺で囲われています。
それ以外のスペースはまさに高層ビルの屋上でヘリポートや外壁清掃用のゴンドラクレーン、避雷針等が備わっています。
このホテルの高さは、ダイエー及び同ホテル創業者の中内功氏が拘り、ヘリコプターで街が最も美しく見える高さを確認して設計したと言われ、神戸の街や大阪湾を一望にします。
景色としては、ポーアイしおさい公園から眺める構図と然程変わりはありませんが、やはり高さが異なると開放感は大きく変わります。
ポートライナーの軌道に導かれて神戸大橋が連なり、そしてその先に三宮のビル群が横たわります。今後の駅周辺再開発が進むと、ビル群は更にダイナミックさを増す事になるでしょう。
そして新ウォーターフロントエリア。新港町西地区が変貌中ですが、今後、アリーナ建設や東地区へと開発エリアが拡大すると、神戸のベイエリアの華やかさに拍車がかかります。
メリケンパークからハーバーランドの既存ウォーターフロントエリア。ポートタワーが改修中の為、来年以降は真紅のタワーが装いも新たにパワーアップして戻ってきます。
川崎重工神戸造船所の背後に兵庫区から長田区、須磨区の沿岸から山の裾野に広がっていく住宅街と高取山。
そして和田岬から新長田、鷹取、板宿、須磨方面。明石大橋と淡路島までを遠望します。将来的には大阪湾岸道路の橋梁が加わる事になります。
東南方向はポーアイ2期エリアと神戸空港島から大阪湾。
北東方向は摩耶埠頭や神戸製鋼所の背後に六甲道、住吉、山手の住宅街に六甲連山。こちらにも連続する大阪湾岸道路の長大橋が姿を現す事になります。
林立するガントリークレーンと積み重なるコンテナ。昨今、混乱する物流網ですが、神戸港の昨年のコンテナ取扱貨物量は282万TEU。世界一の上海は約4,700万、2位のシンガポールが約3,750万。その差は歴然です。日本一の東京港でも487万に留まります。国際コンテナ戦略港湾施策は一体どうなってしまったのでしょうか。
SORAFUNEからの昼間の景色も素晴らしいですが、やはり醍醐味は夕景から夜景かと思います。
夜の時間帯は料金もアップしますが、ワンドリンクが付いて、帯状に山から海に広がる神戸の市街地の夜景が美しく広がっている事でしょう。大阪湾岸道路西伸部が開通すると、車窓から同様の景色を堪能する事ができるようになる筈です。
中央のバーカウンター。夜間はここでドリンクが提供されます。昼間は小さな手持ち「BE KOBE」モニュメントを携えながら、記念撮影のサービスがあります。
次回はポートタワーの営業再開後に夜景を見に行ってみたいと思いました。ホテルに宿泊せずとも、30-32階のレストランの食事と合わせてセットで楽しむというのも有りかと思います。実際にそういうプランもあるようです。
施設基本データ
所在地 神戸市中央区港島中町6丁目10-1
入場時間
昼
[1部]11:00~11:40
[2部]12:00~12:40
[3部]13:00~13:40
夜
[4部]18:00~18:40
[5部]19:00~19:40
[6部]20:00~20:40
[7部]21:00~21:40(4~9月のみ)
入場料金
昼[1~3部] (税込)
大人(中学生以上)1,200円
小人(小学生)1,000円
夜[4~7部] (1ドリンク付、税込)
大人(中学生以上)2,000円
小人(小学生)1,500円
https://www.portopia.co.jp/sorafune
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やはり超高層ビルの屋上から望む神戸市街は絶景ですね。
件の「しおさい公園からの眺望規制」と「ヴィーナステラスからの眺望規制」の重複するビル高さ規制区域はどうなったかというと、都市局景観政策課からはあいまいなまま規制を行うとの回答を得ています。
ですから現行は、規制区域のビルの最高高さはしおさい~の高さ規制に準ずることになっているそうです。
JR三ノ宮駅ビル、雲井通再開発ビルがしおさい基準で建築されるため致し方ないようです。
高さ規制が変にマスコミ等で拡散されたので、民間企業にも浸透してしまったため民間再開発の意欲を削いでしまったようです。
さんセンタープラザビルの再開発議論では、商業オフィス機能だけでなく病院、学校機能の併設を含めた大規模再開発ビルの提案だけでなく、タワマン復活の特例議論も出ていますが、タワマン禁止条例はできたばかりなので、今は認めてはいけないと市議会で意見が分かれているようです。
「あいまいなまま規制を行う」・「タワマン禁止条例はできたばかりなので、今は認めてはいけない」
kkbbさんビックリ情報ありがとうございます(笑)。
無能な政治・行政の典型、混乱した様子に淋しくなります。
こんなことしていたらアカン!と気づいている人も多いのでしょうが情けない。
眺望規制は一体誰の為のものなんでしょうか?
西から来る人は須磨や垂水の美しい海浜を東から来る人は六甲の美しい山並みを毎日車窓からでも感じる事が出来ます。
旧居留地や中華街に佇んでいるだけでは、海や山を眺望できませんが、来訪者は、そこにも神戸らしさを感じますし、少し動けば海や山は身近に存在しています。
この眺望規制は、私達生活者や来訪者が、生き物だという事を忘れている。生き物は定点にたたずんでおらず常に移動します。そして、神戸は少し移動するだけで海や山を直ぐに感じる事が出来る街なんですがね。