名谷駅前の大型商業施設「須磨PATIO(パティオ)」。名谷駅周辺再整備の一環として、パティオ1・2・3番館、大丸須磨店、ダイエーに囲まれた中庭である「買物広場」が改修され、人工芝を敷設し、ソフトブロックの遊具やパラソル、ベンチ等が設置された憩いの広場に生まれ変わりました。
リニューアル前の買物広場はブロック舗装された普通の広場でした。ベンチはありましたが、どちらかと言えば通過するのがメインの広場でした。
当初は人工芝にはあまり良い印象を持っていませんでしたが、この買物広場を見てその考えは変わりました。天然芝の気持ちの良さは格別ですが、その維持管理に掛かる膨大なコストや手入れの難しさは多くの人が通行するであろう商業施設内の広場での採用はかなり勇気の要る行為です。
取材日は初夏の陽気に包まれて陽射しも強かったせいか、木陰やパラソルベンチの利用率は非常に高く、買い物に訪れた人々が広場での憩いの時間を楽しんでいる様子が見られました。
大きな投資ではありませんが、ただ広いだけの広場を集いの空間に変えたこのリニューアルはなかなか良い結果を得られているかと思います。
真夏には中央に備わる噴水装置が稼働する予定との事で、ますます家族連れに人気のスポットになる事は間違いないでしょう。
建物が日陰になるスポットは人工芝の上に直接座って涼むという事もできます。インターロッキング舗装ではその場に座って憩うという行為は起きなかったでしょう。
あくまでも今回のリニューアルは先行整備の一環です。本丸は須磨PATIOの施設本体を改装し、より現代的で洗練されたショッピングモールへと生まれ変わらせ、テナントの入れ替えも進めて魅力的な商業施設へ転換して欲しいと思います。
駅により近い大広場の利活用についてはこれから進められる予定です。照明やベンチの設置は既に完了しており、PATIOのリニューアルと共に再整備が進められます。
PATIOのリニューアルがどの規模になるのかはまだ未定ですが、西神中央のPLENTYのリニューアルがまもなく開始されるので、その規模が一つのベンチマークになるでしょう。現在、PATIOの立体駐車場を新設する工事も進行しており、既にレポートした駅ビルリニューアル工事も着手しました。先行する西神中央に追従する形で名谷の再整備も本格的に開始されています。
名谷・須磨PATIO(パティオ) 買物広場のリニューアル 名谷のリノベーションが本格始動へ
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