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地上部の解体工事が完了し、壁のようなビルが無くなってすっかり開放感が広がる加納町交差点前の布引アパート跡地。再開発に向けてどのような活用が計画されているのか非常に気になるところですが、プロジェクトはまだベールに包まれています。
しかし解体工事は継続しており、工期は8月末までを予定していますので、まだ3.5ヶ月の工程があるという事になります。
その工程にはこの建物の地下階の解体や地中障害物撤去も含まれている可能性があります。現地では既に地下躯体の解体が開始されている様子が確認できました。
大抵の解体工事はひとまず地上躯体の撤去のみで一旦、終わらせて、跡地に建設される新たな建物の計画が固まった後に地下部の解体を開始する例が多く見受けられます。
しかしこの現場では地下も同時に解体を進める事で、街区の解体が完了後、すぐに再開発を始められる準備を整えていると推測する事もできます。
やはり鍵を握るのは交差点角のイスズベーカリー本社です。読者の方からの情報によると、今年9月には同社は兵庫区内に本社工場を移転予定との事で、それ以降に開始されるこのビルの解体は来春位まで掛かるものと思われます。
従って新プロジェクトが始動するとなると、来春以降が予想されます。
これだけの敷地面積を開発するとなると、規模が大きな建物になります。沿道景観形成地区に指定されている為、高さが20mを越える建物にはデザイン協議が必要となり、45mを越える場合は住民説明会も要求されます。また後者の場合は着工半年前までに建築計画のお知らせの掲示も必要です。
従って来春にプロジェクトが始動する可能性があるのであれば、今年の秋には現地に何らかの掲示が行われるものと思われます。
またこの計画が接する加納町3丁目交差点もようやくその改良工事が始動する模様です。当初の計画では今年の2月末には完了している予定でした。
交差点の北側を中心に大きく改造を進めます。最も大きな変化は、フラワーロードを跨ぐ一番北側の歩道橋を撤去し、地上に横断歩道を新設する事です。これによって交差点周りの移動は、バリアフリー化されていない歩道橋を介さずとも行えるようになります。またフラワーロード上の歩道の拡幅や路面舗装のリニューアル、照明設備の新設、中央分離帯の改造等も併せて進められます。
回遊しやすくなる加納町交差点周りと周囲を取り囲む建物の刷新によって、不動産価値の向上も見込めるでしょうか。交差点周りの他の建物の建て替えや再開発も促進される事も期待したいと思います。
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