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竣工まで残り1.5ヶ月に迫った湊川協同組合ビル・市営松本住宅再生事業。和田興産が再開発の事業協力者となり、ワコーレシティKOBE湊川公園として建て替えを進めてきました。住戸の168戸は完売済です。
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プロジェクト概要
ワコーレシティKOBE湊川公園
所在地 神戸市兵庫区荒田町1-3-3
事業者 和田興産
敷地面積 1,954.82㎡
建築面積 1,471.47㎡
延床面積 13,606.46㎡
高さ 44.38メートル
構造 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
階数 地上14階 地下1階
用途 共同住宅 171戸(住戸168戸、ゲストルーム1戸、店舗2戸)
設計 大土呂巧建築設計事務所
施工 村上・今津特定建設共同企業体
竣工予定 2022年4月中旬
建設状況の様子
建物はL字型に配置された2棟構成で、規模のより大きな南棟の工事が先行していた為、先に外観のお披露目はこちらから行われました。ほぼ完成予想パースに違わない形です。
そして北棟も遂に姿を現しました。
南棟の西側コーナー周りの様子です。区役所側にメインエントランスが設けられています。
建物の最も東側に湊川商店街と湊川公園方面を結ぶスキップロードが整備されています。街の回遊動線としての役割を果たす事になりす。
北棟の北側コーナーにはカーテンウォールを活用したダイレクトビューウインドーのデザインが採用されています。リビングからダイレクトなパノラマビューが開け、六甲の山々をハックにした湊川、夢野エリアの街並みが広がります。
東山商店街のエントランスに位置する新たなランドマークの誕生です。道行く人々も皆、この新しい建物に興味津々でした。
建物前の地下には湊川公園駅から連絡する地下通路があります。当初はこの通路と建物の地下階が接続して、住民の利便性を高めるのかと思っていましたが、これまでの通路には新たに構築されたコンクリートの壁によって蓋がされました。
そしてその壁の延長線上に新たな通路が開設されました。
通路の先には階段が設けられています。
そしてようやく駅への既存の地下通路に到達。結局、建物と地下通路は接続しませんでした。
今回の再開発でマンション住戸全戸完売が成り立ったのは、立地とパッケージ、価格が揃って奏功した事が大きいと言えます。エリアの住宅ニーズは高い事が証明されましたが、商店街内をこうした形式で再開発すると、店舗数は減らす可能性が高く(建て替えを機に店主が商売を畳んで権利者住戸を終の住処とする為)、商店街としては衰退を早めるかもしれません。神戸の台所と称される湊川市場は残しつつ、居住人口の増加と集客性を高める方法が模索されます。
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