ウォーターフロント

メリケンパーク緑地改修工事 2022年1月末完成予定 公園内の未改修エリアのリニューアルでメリケンパークの全体改修完了



開園以来初の大規模なリニューアル工事が2017年に完成し、翌2018年には噴水広場の改修が完了し、公園内の9割が生まれ変わったメリケンパーク。しかしながら西北側の緑地のみは手が入らない状況が続いていました。そしていよいよこの最後の未着手エリアの改修が今年度に実施される予定である事が判明しました。

プロジェクト概要

メリケンパーク緑地改修工事



予定されている主な工事内容
  1. 樹木伐採
  2. 照明施設の移設・撤去
  3. 盛土整備
  4. 照明・給排水配管整備
  5. インターロッキングブロック舗装全面更新
  6. モニュメント移設
  7. サービス施設設置
  8. 擁壁・転落防止柵整備
  9. メリケンパーク歩道橋改修
  10. 傾斜路整備

現在の様子



ホテルオークラ神戸の駐車場施設の西側でメリケンパークの西側の導入部の役割を担っているこの緑地っですが、盛土によって傾斜があり、中突堤に通じる道路とは高低差があります。中突堤中央ビル前のデッキとは連絡ブリッジを介して接続していますが、この緑地に足を踏み入れる人は滅多に見かけません。



この盛土は公園造成時に人工的に造られたものかと思いますが、盛土にした意図が良く分かりません。ホテルオークラ神戸も北側の1階は高低差を設けて高い位置にあるので、これにレベルを合わせた結果でしょうか。



緑地内にはオブジェが点在しています。今回の工事で移設しながらも展示を継続します。



開園以来殆ど手つかずのエリアかと思います。木々や植栽が成長し、良く言えば緑豊かな、悪く言えば鬱蒼とした空間です。一目が無く、死角も多いので、治安面では好ましくない環境です。殆どの木々は伐採されて通行がメインのエリアとなる模様です。



オープンスペースが大半を占めるメリケンパークにおいてはこの緑地が真夏の避暑地としての役割も担っていましたが、今後、リニューアルされるポートタワーや再開発が構想される中突堤中央ビルとの連携も模索したいところです。



今回の改修工事のメニューにはこの歩道橋の改修も含まれています。いまいち、どの歩道橋をどう改修するのか不明瞭なのですが、海洋博物館とポートタワーを結ぶ連絡ブリッジの事ではなさそうです。これに接続する緑地内にある南北方向のスロープの事でしょうか。



この連絡ブリッジはポートタワーの改修時に伴って改修されるのかもしれません。今回の緑地改修工事は来年1月末の完成期限が設けられていますので、約半年ほどの工期となる予定です。
関連記事
ポートタワーリニューアル

神戸ポートタワー耐震補強他改修工事 外構リニューアルも含めた全面改修 2023年6月30日竣工予定

2021年7月1日
こべるん ~変化していく神戸~
いよいよ大規模リニューアル工事に際した閉館が3ヶ月を切った神戸港のシンボルである神戸ポートタワー。緊急事態宣言下の臨時休館を経て、最 …
ウォーターフロント

「神戸ウォーターフロントビジョン」が公開される 向こう約10年の変化をビジュアル化 ゾーン分けでコンセプトを策定

2022年12月3日
こべるん ~変化していく神戸~
10月に神戸港中期計画について市民の意見募集が行われていましたが、その中でウォーターフロントエリアの将来像イメージ図が公開されていま …

POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    ここにも眠れる資源がありますね。
    メリケンパークオリエンタルからかもめりあまで続く長ぁい陸橋(笑)。3年ほど前ホテルでのパーティーの後に初めて歩きザ・神戸とでも言うような素晴らしい夜景に魅了されこのホテルからの帰りは徒歩にしています。いつも夜9時頃に通りますが今まで誰にも会ったことが無い(笑)。
    潮風を浴びながら暗闇にライトアップされた真紅のポートタワーを、左後方にはモザイクの夜景を見ながらゆっくりと散歩が出来る絶景スポットです。ここ、中々の景色ですよ。
    ただ、かもめりあまでは良いのですが、そこから神戸駅までが距離を感じてしまい駅に着くころには折角のホロ酔い気分がすっかり醒めてしまうのが残念ではあります。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です