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建物地上部の解体がいよいよ佳境に入ってきたJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事。この地上部解体作業の終焉に向けて様々な変化が現れ始めました。
解体作業を2機のタワークレーンで行ってきましたが、その内、東側の2号機の解体が遂に始まりました!
神戸阪急ビル東館の建設工事に投入されていたタワークレーンも当初の大型機2機は既に撤去されてスケールダウンしたクレーン1機が稼働しています。従って三宮駅前からは2機のタワークレーンが姿を消して残る2機のみとなりました。
解体中の2号機周りの様子です。2号機の投入は昨年の5月末でした。よって稼働期間は1年5ヶ月弱という事になります。
タワークレーンの足元では三宮ターミナルビルが瓦礫化に向かって一直線の状態になりつつあります。
タワークレーン周りには防音壁も足場も無く内部がよく見えます。この付近のデッキも完全に撤去されました。
解体されたタワークレーンのパーツはバラされてトラックの荷台に積まれていました。また次の現場で活躍する事でしょう。
足場の無い部分は既に1階まで躯体の解体が進んでいるようです。
工事に伴う通路切替の案内が掲示されました。中央改札と駅前広場南側を連絡していた通路がいよいよ周囲の解体を進める為に閉鎖されます。代わりにその東側に新たな通路が開設される模様です。前述の既に1階まで解体された部分に新たな通路を設けるものと思われます。
この中央通路もあと1週間程で閉鎖されます。
コンコース側の仮設壁にも新しい通路の入口が構築中でした。
通路周りのビルの解体が完了した後には再び同じ場所に通路を戻す予定です。
ホーム側から見ると、ビルの建物が無く吹き抜け状態になっています。新仮設通路は青空を仰げるようになるのでしょうか。
いよいよ建物地上部消滅のカウントダウンが始まっています。このまま地上階の撤去が終わったら地下階の解体に進められるのでしょうか。完了時期とされる来年5月末まではまだまる8ヶ月の工期が残されています。
残るタワークレーン1号機の解体も地上部の消滅と共に進められるものと思われます。解体の完了が見え始めてきたこの段階でもまだ新駅ビルの動きはありません。今年度中に駅前広場と共に都市計画決定を行う予定でしたが、コロナショックによってJR西日本の経営状況は今期末に過去最悪の2400億円の赤字を見込んでおり、年内に大型事業計画について何らかの公表を行う事が予定されています。再びこの場所にタワークレーンが登場するのは何年後になるのでしょうか。
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三宮ターミナルビルの再開発が延期になったそうです。解体工事は予定通り進められるそうですが、過去最大の赤字が案の定影響したみたいです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f48ce9c158d741893bc0815ac9039ad39caecf2