1996年の初回開催から25回目の節目を迎えた神戸ルミナリエ。四半世紀の継続開催を迎えた2019年のテーマは「希望の光に導かれて、25年」。12月6日から開催がスタートし、明日が最終日の予定です。
例年に倣い、仲町通の三井住友銀行神戸本部前に設置されたフロントゲートである「フロントーネ」。
今回のフロントーネは非常に立体感があり、彫刻家具や建築ような佇まいがあります。
フロントーネからは50mに渡って連続して門が3つ並びこれらは光の壁掛けによって連結される造りです。
フロントーネを潜り抜けて京橋筋を越えるとギャレリアが始まります。
ギャレリアの最後のアーチです。その先には25年メモリアル企画として、初回に使用していた白熱電球を使った展示が並びます。
LEDに切り替わった際はその光の明るさや鮮やかさに不自然さを感じました。白熱電球はやはり光が柔らかくホンワカとした雰囲気を作り出します。しかし時代錯誤の技術でもあり、大きな電力を消費します。
振り返ると白熱電球とLEDの光の彫刻の共演が広がっていました。
そしてクライマックスの見せ場である東遊園地の作品は巨大なドームです。ここ数年はドーム化が進んでいましたが、今回はこれまでで最も本格的なドームになっています。
フロントーネ以上の造り込みが目を引きます。
ドームと連結する4本の塔もまるで教会の尖塔のようです。
ドーム最頂部中央の装飾です。
ドームを真下から見上げました。見事な模様です。
このドームは例年に無い素晴らしい出来でした。
今回は光の殿堂カッサアルモニカはドーム外に設置されました。今回の使用電球数は約50万個と昨年の過去最多に次ぐ規模となり、その数量を感じさせる作品となりました。
南側の花時計広場では一部に光の動きのあるスパッリエーラが登場。その真下には特設ステージが設けられ、ジャズライブが開催されていました。生演奏でクリスマスソングが奏でられ、良い雰囲気の中でゆったりとした時間が流れていました。
並木にも例年のように森の精霊のような彫刻が登場。
来場者数も昨年を上回るペースで推移しており、このまま好天が続けば350万人に達する可能性もあります。もし到達すれば、350万人は12日間開催だった2013年以来となります。クリスマスを含むと500万人に戻せる可能性もありますが、警備費用や開催会場周辺への影響を考えると、来場者数が多過ぎても困るといったところでしょうか。会場には外国人観光客も多く見受けられますが、神戸最大の風物詩としてはまだアピールが足りないのではないかと思います。
第25回 神戸ルミナリエ 「希望の光に導かれて、25年」
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク