タイトルフラッシュを再度、編集しなおしました。オリジナル画像の変更に加えて、今回は中高度航空障害灯及び高高度灯を持つ建物を全て単独で動かしてよりリアルにしてみました。前回より本物チックになったんではないかと思います。出来映えには満足していますが、まだ改善点は幾つもあります。ちょっとここまで来ると、どれだけ暇人なのかもしくは変態かっていう領域ですね・・・。あとは観覧車を動かしたいのですがこれは障害灯よりも遥かに難易度が上なので、また後日、研究したいと思います(ちょっと心配なのが、アクセスし辛い方が出てきていないでしょうか)。
今回は久しぶりに「考える」シリーズです。前々から取り上げたかったのですが、なかなか手が付けられなかったので一念発起で取り組んでみました。今回は三宮東地区について考えてみたいと思います。
そもそもこの記事を書くきっかけとなったのは上の写真です。現在、大規模再開発が進められている旭通4丁目地区とJR三ノ宮駅を結ぶこの三宮あじさい通り。1ヘクタールに及ぶ巨大複合開発エリアと表玄関であるターミナル駅を結ぶアクセス路としては幅員やその利用状況に非常に問題を抱えていると言って過言ではないでしょう。
この状況は正直、このエリア全体の位置付けを色濃く物語っているような気がしてなりません。表玄関から徒歩1分の立地にも関わらず、三宮東地区が裏庭的な様相を呈しているのは構造上や地区計画上の問題が大きいかと思われます。三宮東地区は戦後、闇市を移転させたエリアとしていち早く復興しましたが、都心地区の再開発が急速に開始された昭和30年代、センター街を中心にさんプラザ等の大型再開発ビルが続々と誕生した西エリアに対し、老朽化した木造家屋が密集した同エリアの相対的地位低下は免れませんでした。
50年代に入り、この状況を改善する為に神戸市が主導となって同地区の再開発基本計画「サンシティ計画」が策定され、サンピア、ツイン雲井、そしてサンパル等の当時最先端の再開発ビルが建設されました。
しかしこれらの組合施工の再開発は街区毎にバラバラに行われた結果、街一体としての方向性が定まらず、結局は木造の建物がコンクリートの建物へ取って変わっただけの商住混在の密集市街地のまま今日に至っています。街区内は区画整理されているものの、道路幅は狭く安全性が高いとは言えません。また旭通4丁目は再開発組合設立後も地権者間の意見がまとまらず計画は頓挫を繰り返し、エリアの活性化は遅々として進まないままでした。
平成2年、神戸新聞会館の真裏にあたり、同地区では最も駅寄りの雲井通6丁目の区画にサンシティビルが竣工しました。核テナントに日本初進出となる仏百貨店「プランタン」を誘致し、同エリア発展の起爆材的な拠点施設として開業しました。しかし開業後わずか5年で阪神大震災に見舞われ、プランタンを運営していたダイエーは三宮地区にあるほぼ全ての商業ビルが壊滅的に被災した為に、被災店舗を集約する為に同ビルを百貨店からダイエーへ転換せざるを得ませんでした。
近年では神戸新聞会館跡地に高層複合ビルのミント神戸が建設された為に、さらに駅裏感が増しています。とにかく再開発に時間が掛かりすぎて、各ビルの開業スパンが数十年にも渡ってしまい、初期の頃の建物はすでに老朽化してしまっているという悪循環が更に地区の地位低下に拍車を掛けています。
旭通4丁目の開発を機に同エリアのポテンシャルを活かして、駅直近エリアの雲井通5・6丁目、旭通5丁目の3区画を第2次サンシティ計画として都心に相応しい環境を整える為の再構築を行うことが私の考えですが、まずは地区内に現存する建物を見ていきましょう。
まずは雲井通5丁目の区画から。この区画には北側にサンパル、南側に中央区役所と勤労会館、中央東側にホテル東横イン等が存在しています。
地権者26名による組合施工方式で再開発された雲井通5丁目地区の0.4ヘクタールには地上10階 地下2階の複合ビルサンパルが誕生しました。竣工は昭和57年竣工。
現在のフロア用途と概要:
地下1階-地上2階 店舗
地上3階-地上10階 オフィス
延床面積:24,500㎡
開業当時には風車のあるビルとして話題を集め、一時は大型書店等も入居して集客力のある商業施設でしたが、これらのテナントは退去しており、また上階のオフィス階はほぼ市の外郭団体が占め、ほぼ三宮庁舎の状態となっています。築30年を迎えて建物内外にも老朽化が目立ち、空テナントも増加中で、再々開発が望ましい状況となっています。
サンパルの南側が中央区役所と神戸市勤労会館。サンパルとほぼ同時に一体開発が行われた同区画南側は公共施設の建物が締めています。赤レンガの重厚な雰囲気を持たせてデザインを統一したツインビルです。
これらの建物の中間に位置するのがビジネスホテルの東横イン。惜しまれて閉館した映画館「三宮アサヒシネマ」跡に建設されました。
この区画は東横イン以外はほぼ市の公共施設的な役割を果たしている建物のみで構成されていると言えます。従って東横インおよびサンパルの地権者との調整が可能であれば、市が主導となって再開発を推進することは実現可能であると言えます。
次に雲井通6丁目地区。エリアでは最も新しい再開発ビル「サンシティビル」が北側の大部分(0.7ヘクタール)を締めています。
サンシティビル概要
規模:地上9階 地下2階
延床面積:36,800㎡
竣工:平成2年
核テナント:ダイエー三宮駅前店(ベスト電器・ジュンク堂三宮駅前店を含む)
他テナント店舗
ミント神戸の裏となってしまいましたが、元は百貨店が運営されていただけに建物のグレードは高く、加えてダイエーを核店舗しており、集客効果を高める為に2階にはスターバックス、上層階にはベスト電器やジュンク堂書店を誘致しています。駅からデッキで直結している為、隣接するサンパルとは異なり、周囲を含んで賑わいを生み出しています。
サンシティの南側に位置するのが東急インを核テナントとしたコスモビル。東急インは昭和61年開業。駅前立地とあってビジネス・観光拠点として人気のあるホテルではありますが、この建物もすでに外観を含めた老朽化が目立っています。
これら2区画と旭通4丁目に囲まれた三角地的なエリアが旭通5丁目。狭小雑居ビルが密集し、立地を考えても高度利用されているとは程遠い区域です。
さてここからは第2次サンシティ計画を実際にどのように進めていくべきかに話題を移します。
雲井通5・6丁目、旭通4・5丁目を対象地域とします。この4地区を総合的に開発することができれば3ヘクタール以上の大規模再開発となり、新たな都心エリア形成区の高度利用と地区の活性化、そして近畿における三宮の地位向上と神戸地区全体の底上げが期待できます。とにかく土地のない神戸都心部でしかも駅前近接地区にこれだけの開発区域が誕生すれば、人の流れは一変し、これに危機感を覚えるセンター街を中心とする西側エリアでも老朽化した「さんセンタープラザ」等の建替え議論が動き出すかもしれません。
開発手法については以下のプランを検討してはどうでしょうか。
プランI
旭通4丁目を含めて4区画をまとめて総合的に一つの街として再開発。現在進行中の旭通4をI期地区、それ以外の3区画をII期地区として整備。区域内の道路配置等も見直しを施し、駅方向からのアクセスも改善。ペデストリアンデッキを街区中心部にまで延長する。
建設する商業施設には都市型SCを低層部に配し、地権者店舗の他、核テナントとして神戸進出を示唆したパルコやSHIBUYA109、ヨドバシカメラを軸として、地元企業にもおおいに参加して貰うため、ダイエー再生を担う次世代店舗、ジュンク堂書店の大型店舗も誘致した集客力抜群のプラン。大阪・天王寺のあべのQ’s Mallにヒントを得ていますが、神戸的(欧風的?)な味付けや洗練性を加えると共に、完全屋内型のモールではなく屋外緑化と庭園整備を行って、季節を問わず内外に開けた施設とします。
基本階の低層階は来街者が施設内を回廊によって回遊することができ、中央部にシンボルスクエアを持った円形モール型とし、一部の建物を超高層化。ホテル、住宅、オフィスを配した地上40階クラスの複合ビルとしてシティタワー神戸三宮と共にエリアのシンボルとします。
3プランの中では最も大規模且つ費用の掛かる案です。三宮エリアの人の流れを劇的に変えてしまうようなまさに起爆剤としての役割を果たすことができるかと思いますが、危機感を覚えたセンター街や居留地を含めた元町エリアの再開発にも風穴を開けることができるかもしれません。そしてこうした再開発が進められる際にも、三宮東地区が神戸からの買い物客流出を食い止めて役割を担い、開発完成後には新旧エリアの相乗効果で神戸全体の底上げが期待できます。
三宮の駅前という立地条件と集客力及び成長ポテンシャルを考慮すればデベロッパーにとっても魅力的に映るはずです。
プランII
雲井通5・6丁目をA地区、B地区、北側の三角地である旭通5丁目をC地区とする。
A地区、B地区にはそれぞれ大型の再開発ビルを建設。
A地区のビルには核テナントにこれまで通りのダイエーを配すものの、売場面積は縮小。地下2階を生活用品や雑貨のフロアとし、地下1階と地上1階の2フロアは食品及び惣菜や和洋菓子店等を備えたデパ地下型の店舗とする。2-8階まではファッションビルとし、パルコを誘致。9階より上層はセットバックし、9階はレストラン街と屋上庭園を整備。10階より上層階(20階程度)はホテルとして再度、東横インが入居。
B地区はヨドバシカメラに売却して、同社が地上10階程度の自社ビルを建設。Kobe-Yodobashiとして核店舗にマルチメディア神戸を据え、上層階には大型カフェを併設したジュンク堂書店を誘致。
C地区は敢えて低層の建物でまとめる。清潔感のあるモダンな箱を機能的に配し、街路樹も多く植栽、石畳の路面店街に変貌させて、地権者店舗及び新テナントを募り、歩くのが楽しい街に。
IとIIIの折衷案的なプランです。街の骨格はさほど変えずにビルの更新と密集市街地の高度利用を促し、街の性格を安全で賑わいあるものへと改良を施します。
プランIII
雲井通5丁目のみを再開発。プランII同様に区画全てをヨドバシカメラへ売却。東横インは東急イン東隣のコインパーキングの土地をヨドバシが買い上げ、代替地として同ホテルへ提供。ヨドバシの神戸進出を実現化。上層階にパーキングを備えた建物になる為に、周辺の渋滞を避ける目的で周辺の道路幅員を拡張。
開発エリアは最低限に留め、現実的にはもっとも具現化しそうなプランです。
プランI~III全てに付随させて、整備中の阪神三宮駅東口とのアクセスを確保。加えて駅舎の改修が検討されているJR駅三ノ宮駅に至ってはこの機会に合わせて、東端にコンコースもしくは橋上通路を設けて新改札口を設置。再開発地区への玄関口としての機能を持たせて、駅裏ではなく「表」としての活性化を促進します。
これらのプランを通して共通する課題として、雲井通6丁目地区で現在、稼働している中央区役所、勤労会館及び三宮図書館、そしてサンパル内の市外郭団体オフィス等の受け皿の必要性です。補完先として登場するのが旧神戸市役所本庁舎・現2号館。元は地上8階建てだった同庁舎は震災による屈折倒壊で6階以上の階を撤去する方式で補修が施されて再利用されています。震災後、どの程度の耐震補強が行われたのかは定かではありませんが、老朽化及び一等地の有効活用といった観点から、建替えによる新ビル活用が重要事項かと思われます。
この2号館の建替事業には中央市民病院のように民間資本を活用したPFI方式を採用。具体的には土地は市が所有したまま民間デベロッパーに新ビルを建設させ、雲井通5丁目の売却益の一部を建設費の補助金として交付。
新ビルは高層化して、低層階に雲井通から中央区役所や勤労会館を移設、高層階はデベロッパーの運営する賃貸オフィスに。市の公共施設の入居賃料とデペロッパーの土地賃借料を相殺する形でビルを運営。建物管理はデベロッパーが行います。
最高層の数フロアには大倉山から中央図書館を移転整備(跡地の売却益も新ビルの運営費用に一部充当します)。日本一の高さにある図書館として眺望や夜景も楽しむことが出来る展望図書館として話題を集め、蔵書を充実させて市民の利用を促進します。現在よりもアクセスの良い環境に利用者は増加することでしょう。
まとめとなりますが、以上のことから高いポテンシャルを秘めた三宮東地区は開発余地のあまり残されていない神戸の都心エリアにおいては貴重な存在であり、旭通4丁目の再開発完了がサンシティ計画の終焉とするべきではないと思われます。都心エリアでは早い段階で再開発の進んだ地区は、新たに再々開発が必要とされる時期を迎えています。
開業ラッシュの第一段階によって生じた梅田地区への一極集中による神戸地区への影響はとりあえず落ち着きを見せ始め、一時的に減少した各百貨店の売上高も回復に転じたようです。今後、阪急梅田本店建替えのII期棟やグランフロント内の商業施設開業も控えていますが、懸念されていた程の神戸への影響は少なく、神戸の商圏は一定の独立性を保っていることが立証されました。
しかしこの状況に安心して気を抜くべきではなく、寧ろ都市間競争に挑むべく他地域からの吸引力を高める策を講じ続ける必要はあります。
旭通計画が順調に進行している今、JR三ノ宮駅の改修と駅ビルの建替計画と併せる形で三宮東地区の開発構想を固めて、萎縮及び膠着状態に陥いりつつある神戸都心全体の新陳代謝を促す強制力としての働きを期待したいものです。
三宮東地区と神戸市庁舎2号館を考える -第2次サンシティ構想-
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神戸阪急跡の件、非常に残念です。関西と関東では人口が倍ぐらい違いますが、OIOIやヨドバシなどの有名店の進出店舗数も、せめて半分ぐらいはできてほしいものです。
タイトルフラッシュは海辺が入って前よりもいい感じになりましたね(*^。^*)
三宮東地区をよく利用しますがとても中心駅すぐの場所とは思えないです。道路幅や自転車が無造作に並んでいるあたりなど、せっかくの1等地でありながら一地方都市のような感覚は否めないと思います。
僕としては2つ目のプランが好きですが、三ノ宮駅改修によるLUCCA三ノ宮ができるのであればダイエー縮小の際に上にできるのはOPAではないでしょうか。創業の地でありながら店舗面積は最小ですし、いい機会ではないかと。LUCCAやOIOIのいいライバルになればいいなと思います。
B地区にヨドバシという話がありますが、目立たない場所には店舗をつくりたがらないヨドバシとしては考えにくいのではないでしょうか。本来ならばミント神戸のような位置にしか作らないですし。駅や車窓から建物や看板が見えること、ミント神戸やさんちか、阪神三宮駅などと連絡するなどの案があれば可能性は見えてくるかなと思います。
C地区はヴィアあべのウォークみたいな感じにしたいということでしょうか? それならばありだと思います。馴染みのあるお店は大事ですよね。
最後にもう1つ付け加えるならば、この一帯をモール(歩行者天国)や歩行者及びバスなどの公共交通のみが出入りする地区にするのはどうでしょうか? 現在のあじさい通りのような自転車が並ぶ光景は決して好ましくありません。この近辺に魅力的なお店を誘致できれば、人も増えるので、道路と歩道という隔たりをなくせば歩きやすくなるし、自転車も止めにくくなるし、歩く人々の回遊性はあがると思います。
魅力的な東地区開発が進み、西地区も刺激されて切磋琢磨するような街づくりが出来れば、兵庫県全体からの客も見込めると思います。神戸商圏の独立性を守るためにも、梅田に負けない開発を神戸市に頑張ってもらいたいものです。
そうですよね。僕も梅田に負けないような開発に頑張ってもらいたいです。
(最近アクセスが遅いの気になってました^^)
翔@KOBEさん
確かにみすみすパルコにおいしい所をダイエーが譲るのかといった感はありますね。心斎橋も河原町もOPAはそれなりの存在感と店舗を持っています。神戸は当初、三宮と新神戸の二店体制でしたから釣り合いが取れていたとも言えますが、現状はかなり不均衡な状況ですね。ただパルコは心斎橋を閉じますし、京都にも進出していないので、唯一関西の出店という形で神戸進出を果たして欲しいと思いました。OPAはむしろセンター街の再開発で一役買って欲しいです。
ヨドバシですが一説によると本命はそごう本館のある場所のようです。しかしあの建物はそごう自社を含め三社が所有していますし、神戸店は旗艦店の一つですから撤退は考えられません。JRの駅ビルに移転する等の話があれば別ですが。新駅ビルにLUCUA+そごうというのも面白いかもしれません。もしくはOPAとそごうで新さんセンタープラザの核店舗になるのも面白いと思います。そうなれば念願の駅前一等地進出となりますね。
サンシティビルの場所ならヨドバシも納得するかもしれませんが、ダイエーが譲らないでしょうから、結局駅前に拘る限りはサンパル跡地しか選択肢が現実的にはありません(もしくはそごうの駐車場という手もありますが)。ハーバーのダイエー跡も検討した経緯があるので(残留テナントの立ち退きがままならなかったので実現化しませんでしたが)、一等地で面積を確保できれば、必ずしも駅に直面していなければならない訳ではないようです。雲井通5-6丁目を一つの街区にまとめてしまって南北に割るという方法も有かもしれません。
一帯を自動車通行禁止にするのは大賛成ですね。現在からでも放置自転車の取り締まりは強制撤去を含めて厳しくやって欲しいと思います。
名無しさん
そうですね。まずはそういった議論がもっと出てきて欲しいものですね。アクセスができない状態が続いたらまたお知らせください。どうもFC2での問題もあるようなので。
次回はHNでかまわないので、お名前入れて下さいね。
ん~、この地区、本当に再開発して欲しいですね。本当にもったいない。
しん@こべるんさんの3つの案ですと、私はプランⅡがいいですね。
プランⅠも捨てがたいですが、プランⅠだと旭通5丁目と雲井通5、6丁目が一体化されてしまうんですよね?
現在のあじさい通りは汚物や駐輪自転車で惨憺たる光景ですが、あの道は旧西国街道なんですよねぇ。建物に限らず、歴史あるものが消えてしまうのはなんだか悲しいです。ですから、あの小道を美しく生き返らせるような開発をして欲しいです。となるとプランⅡが基本ですね。
C地区はご提案どおり、飲食、路面店メインの緑の多い地区に。メインストリートをあじさい通りにしてはどうでしょうか?インフィオラータもココで開催。「お好み焼きの辰味」が再開発の嵐に巻き込まれてしまいますが、ココは美味しいのでC地区に残っていただきます(笑)。
A地区は、現在サンシティに吸い込まれている空中回廊を、そのままあじさい通りと並行するようにB地区まで伸ばします。現サンシティと東急ホテルの建物を取り壊し、この区画にまるまる一棟10階建て程度の大きな建物を建てます。この際、空中回廊を吸い込むようには建てずに、空中回廊の南側に建てます。こうすることで、比較的狭いC地区の開放感を守ります。
再開発ビルの南側(東急ホテル側)だけを超高層化、高層フロアをオフィスにし、市外郭団体や区役所を移転します。低層階および地下はヨドバシ。ちょうど梅田のヨドバシの半分に高層ビルをつけたようなイメージです。
B地区は北と南で2棟建物を建てます。建物の外観は神戸らしく落ち着いた品のある感じに。北側の建物にはダイエーに残って欲しいです。ダイエーは三宮で唯一の総合スーパーですので、ここまでデパ地下化されてしまうと、私含め界隈の住民は普段の食料品などの買い物をする場所がなくなってしまいます(笑)。よって床面積も現状確保。南側の建物は北側の建物との一体感を崩さずに、ファッションビル化。規模は小さいですが、イズミヤと西宮ガーデンズのようなイメージです。
こうなってくると神姫バスターミナルも移転したいですね。あそこをJR東口改札にして高架にもテナントを誘致すれば、再開発地区へ人が流れますし、ヨドバシも現ダイエーの位置の出店に妥協してくれるのではないでしょうか。神姫バスターミナルをどこに移転するかが問題になってきますが・・・
三宮東地区の再開発は懸案だと思いますが、まずその前にJR三ノ宮駅の
再開発の方向性がはっきりしない限り、難しいと思われます。
年初の神戸新聞のあの記事はいったい何だったのでしょう?
現在の改良工事でお茶を濁すのであれば、東地区の開発に神戸市も
踏み切れないでしょう。
やはり三ノ宮駅ビルが相当立派なり、東地区との落差が誰の目にも
はっきりしない限り、地権者も市民も「いまのままで、いいんじゃないの」となりそうです。
この後は、かなりファンタジーの領域になりますが、
東地区の開発ではありきたりの商業ビルではなく、何かランドマークになるようなものを期待したいですね。
皆さんにはヨドバシ待望論があるようですが、そこまで家電量販店が必要ですかね?
京都店も苦戦しているようですし、札幌で取得した西武跡地もしばらく
駐車場のようですし、今後はますますネット販売が盛んになると思われますので・・。
昔の神戸は全国に先駆けていろんな事に、チャレンジしてきました。
全国2番目の超高層ビル、日本初の新交通システム等々。
東京に日本初は譲っても、西日本初は大阪に先んじていたものも多かったです。
小売業の生協(コープ神戸)、スーパー(ダイエー)、家電(星電社)がそれぞれの部門で売上げ日本一であった輝かしい時代もありました。
大阪の小型版を作って納得している場合じゃありません。
いっそのこと700mの電波塔、400mのビル等、もう一度日本一を目指す
夢のあるプランを描きたいですね・・。
Makotoさん
ご近所に住まわれている?Makotoさんは尚更、エリア再開発に対する想いは強いのではないかと思います。
予算的に一番安上がりなのでしょうけど、単にビルとビルを繋ぐデッキがどれだけ回遊性を高めるのかは果たして疑問ですよね。マルイと各ビルを繋ぐデッキもどれだけの歩行者があるのか。回廊は回廊として外部に設置しないと誰も気付きません。
Makotoさんの仰る通り、理想はダイエーの位置にヨドバシですが、ダイエーが譲らないでしょう。現実路線で考えてB地区ヨドバシ案を提示しました。あとは翔さんが指摘したようにヨドバシが受け入れるかどうか。
ダイエーは今後ますます原点の食品スーパーに専念すべきかと思います。専門店がこれだけ力を付けて、百貨店が苦戦している今、スーパーも何でもござれでは生き残れません。デパ地下型のスーパーとして通常の食料品もこれまで通り継承しつつ、惣菜屋や菓子店も多く集め、デパートよりも親しみやすくリーズナブルに提供する。新しいビジネスモデルにはなりませんかね?
神姫バスターミナル。盛り込むのを忘れてました。どうせ一帯を再開発するのであればターミナルの移転、考えていました。2号線から直に出入りできる地下ターミナルが理想かと思います。
夢想家さん
お久しぶりです。もちろん仰る通りJR三ノ宮駅の改造がまずは何よりも最優先です。しかし三宮東地区は駅改造とはまた切り離して整備が必要になってくると思います。東口を新設するのであれば、むしろセットでの開発が望ましいと思います。機運を高めて一気に推し進める絶好のチャンスと捉えるべきではないでしょうか。
ヨドバシは・・・やはり現実的に考えた上で、その抜群の集客力を期待してしまうのはやむを得ない事かと思います。進出を検討してくれていて、効果が期待でき、梅田への流出を留めることができるもしくはその可能性がある。そういった施設もしくは企業が他にないことが問題かと思います。
黄金の時代の神戸には高度経済成長に乗って勢いがありました。夢のある計画が目白押しでしたね。今、大阪の街作りを先導しているのは鉄道企業です。これらの企業群の投資が街の集積力を高めて地域の活性と価値を生み出し、人物金が集まるところに不動産会社が更なる投資に輪を掛ける。皮肉にも日本一の電波塔も、日本一のノッポビルも全部、鉄道会社のプロジェクトですね・・・。
神戸にはかつてダイエーという直接的に街作りを担う大企業がありました。今はそうした企業が不在です。街作りを担える巨大企業の存在が不可欠ですね。
こんばんは。
夢想家さんのおっしゃる「ランドマーク構想」、いいですね!
「神戸にしかないもの」ですよね!ん~、何がいいかな。
私がヨドバシに言及したのは特に深い意味はありません。話題の中でヨドバシの話がありましたので、私のコメントも「ヨドバシができるなら」という前提でのコメントでした。ただ、梅田ヨドバシの集客力を目の当たりにすると、しん@こべるんのおっしゃるように期待してしまうのも事実ですけどね。
ダイエーはA地区(駅に近い立地)にこだわる必要ってないような気がします。ダイエーの客筋は琴ノ緒や雲井通、旭通、二宮、磯上、春日野道あたりに住んでいる地域住民がメインだと思ってますから、私の個人的な意見としては、B地区でもそんなに売り上げは変わらないと思います。わざわざ電車に乗って三宮のダイエーに買い物に来る人もそんなにいないような気がしますから。
食品売り場+惣菜と菓子店を集めたプランは、以前ミントの地下にあった阪神食料館の失敗とかぶってしまうんですよね。近隣にはそごうの地下も、さんちかも、ikariもありますから、ダイエーの方針としては「庶民的に、リーズナブルに」の路線でいったほうが、他と差別化できていいような気がします。他に競合するスーパーも無いわけだし、たぶん近隣住人には「とにかく安い!」っていうのが一番ウケると思いますよ(笑)。明石駅前にあるマルハチなんか好例じゃないですかね。
それにしても、このサイトがあるおかげで、皆さんと神戸について色んなお話をすることができて楽しいです。どんな形であれ、神戸がいい形で発展していったら素敵な事ですよね!
しん@こべるんさん、いつもありがとうございます。
Makotoさん
こちらこそいつもありがとうございます。
意見は違えど、みんな神戸を愛する気持ちは同じですね。
夢のある話は本当はたくさん書きたいです。でも・・・夢ばかりだけだと単なる妄想なので、できるだけ実現性のある方向での提案をと心がけています。
でも他都市と同じでは駄目ですね。神戸ならでは、神戸にしか、を合言葉にした構想も考えなくてはなりません。
確か前に夢想家さんが都心部に運河を張り巡らせてゴンドラを浮かべるという案をコメントされてました。これはすごい良い案だと思います。LRTではなく、定期ゴンドラで都心を移動する-実利的にも観光的にも最高の仕掛けですよね。運河沿いにはカフェやレストラン等も整備して活用できますし、東洋のベニス化プランをまずはフラワーロード、東遊園地を経由して居留地~鯉川筋~中央幹線そしてまたフラワーロードと環状的に整備。日本一のビルやタワーよりもある意味、夢がありますね。
こんにちは。
もしここを再再開発するのであれば、ぜひ1階にバスターミナル機能を設けてほしいものです。
ミントに期待していたのですが、建物の中にはたったの2バースしかなく、待合・案内設備も全く不十分で、阪神系の高速バス・空港リムジンバスやそごう前の六アイ行きなどは未だに路上バス停状態です。
なぜこうなってしまったのかは推察ですが、主導となるバス会社が出てこなかったからではないでしょうか?梅田を例に見ると阪急三番街やJRなど、バス(鉄道)会社が作ったものはやはり立派で、名古屋の名駅でも、名鉄バスセンターが名鉄百貨店の3・4階を占領しています。
解決策として、高架下の狭苦しいところにある神姫バスを中心として、阪神バスや六アイ行き市バス・山陽バスなどをここにまとめてはどうでしょうか。