F.O.インターナショナル本店跡

旧F.O.インターナショナル本社ビル解体開始 再開発の行方は?



三宮中央通りの本社ビルを売却して磯上通7丁目の三宮プラザイーストに移転した子供服のセレクトショップを展開するF.O.インターナショナル。1階で営業していた同社ブランドのBREEZEがセンター街に移転後、暫くの間、空きビル状態でしが、遂に解体工事が開始されました!



南北を2本の通り接した敷地面積約650平方メートルの土地です。大手不動産会社に譲渡されたという報道がありましたが、建設ニュースによると、取得したのはパナソニックホームズとの事。



1階は仮囲いが設置されており、建物を足場で覆い始めています。



解体工事は標識類によると年末までを予定しています。この工期だと地中障害物撤去までは含まれないような気がします。考えられるパターンとしては以下です。

  1. 地上部のみを解体して、更地とし、舗装もしくは砂利の上にロープの駐車位置を張って、暫定パーキングとし、本格着工の際に地中障害物撤去を行う。
  2. 既存の杭や基礎を活用して新築工事を継続する。


足場を設置する為に建物の構造部に固定する必要がありますが、外側の化粧パネルを突き破り、元の建物のコンクリート外壁に直接固定しています。現在の淡いブルーの外装はF.O.社が建物を取得した際に全体を化粧パネルで覆って美装化したものでした。前身は銀行の支店ビルです。



さて、パナソニックホームズという事業主がこの場所をどう開発するのでしょうか。最近はハウスメーカーのデベロッパー化が顕著です。大和ハウス工業がその際たる例ですが、パナソニックホームズも同様に都心部の開発に手を伸ばし始めたという事になります。この土地の取得額は明らかではありませんが、結構な値になったのではないかと思います。立地柄、店舗、オフィスもしくはホテルが最有力候補です。大和ハウスはフラワーロードの神戸ビル建替で1棟丸借りの自社ビル化しました。同様にパナソニックホームズもこの場所を営業・発信拠点として考える場合は自社ビルとする可能性もあるかと思います。街の賑わい創出面ではやはり店舗+ホテルが最適かもしれません。隣の三宮神社とのコラボ開発になればウルトラCですが。



三宮中央通りでは来春に関電不動産開発が高松建設の施工でオフィスビル開発が始動します。三宮プラッツの改修も進行中です。



この勢いでダイエーリビング館跡地の現東洋カーマックスパーキングの開発も進むという事も考えられるのではないでしょうか。GSパーク、磯上プール、アイング三宮等の大型駐車場も今後はプロジェクト化される可能性が高まりつつあります。
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