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昨年、山本通に移転した元町商店街の人気パティスリー「グレゴリー・コレ元町本店」の店舗ビルと土地はJR元町駅前のビジネスホテル「神戸プラザホテル」を保有・運営する櫻商事に譲渡されました。同社がこの場所に神戸プラザホテルのアネックス棟となる第2のホテルを計画しています。年末から既存建物の解体が進められてきました。
店舗ビルはすっかり姿を消して大きく青空が広がっています。南北に奥行きのある形状の敷地です。南側はかつて菓子の生産工房だったようです。
隣接して神戸風月堂ミュージアムがあります。神戸風月堂はゴーフルで有名ですが、かつてポートアイランドでホテル運営にチャレンジしていた時期があります。神戸商工会議所のある建物の上層部で現アリストンホテル神戸です。当初はホテルゴーフルリッツとして開業、後にホテルゴーフル神戸に改称しました。今はケーニヒスクローネがホテルを運営しています。神戸のスイーツ企業とホテルは縁が深いようです。グレゴリー・コレ跡地もホテルとなりました。モロゾフやユーハイムにも挑戦して欲しいですね。
神戸プラザホテルアネックスは完成すると商店街に面したファサードは旧居留地風のクラシックなデザインとなります。また1階にはテナントも入る予定です。再びグレゴリー・コレが元町店を出店してくれると嬉しいのですが。
この場所に完成予想パースの建物が出現すると思うと楽しみです(商店街からは見えないこの建物全体のデザインについてはもう敢えて触れない事にします)。ホテルシェレナが閉館して以来、元町商店街初のホテルが2019年10月に開業します。これから本格的に新築建物の建設が始まります。
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最近よく耳にする「神戸らしさ」という言葉。
建物にしても街にしてもただレトロ西洋風だったら「神戸らしい」んでしょうか?分からなくなってきました。
どなたかこの「神戸らしさ」という概念を教えてもらえないでしょうか?
なんかこの言葉が最近の神戸をカオスに引っ張り込んでいるような気がします。
神戸らしさって本当に解り難いですよね。これらは、抽象的で一部の大丸 神戸店をはじめとした事業者・商店主と有識者と呼ばれる人の主観によるものでしかないと思います。その様な抽象的な言葉を都市開発に盛り込むのであれば、本来、神戸市は都市計画における”神戸らしさ”とは何かの定義付けをして市民に告知して議論を始めないといけないと思います。
その上で、私もH3Oさんと同じく旧居留地異人館などのレトロな西洋風建築を主としてさしているのだと思います。このイメージ=ハイカラなんでしょうね。
私は全否定はしませんが、歴史的建造物でも街には、残すべき景観とそうでないものがあると思います。商船三井や神港ビルジング・郵船ビルなど所有者により管理メンテナンスに多額のお金をかけ保存運用されているビルは、街のシンボルとして次代へと引き継がれていくべきだと思います。が、一方、管理メンテナンスの手が及ばず朽ちつつあるようなビルはさっさと取壊し建替えていけば良いと思います。
古い街並みにも融合する新しいデザインのビルはたくさんあります、テーマパークじゃないんですから規制よりも緩和で優れた設計にはインセンティブ大きくつけてあげれば良いと思います。安出来の張子の洋風建築物よりもデザイン・機能共に最先端の建物を誘致する方が街の将来の為にははるかに寄与するものが大きいと思います。