キャスティ21と呼ばれる姫路駅周辺整備計画は駅前エリアのエントランスゾーンとして隣接するコアゾーンの開発が完了しました。現在はこの2つのゾーンに存在する建物全てを歩行者デッキで連結する工事が進められています。
デッキの全長は1km程にも及ぶでしょうか。駅西側の姫路ターミナルスクエアから駅ビルのピオレを経由して、マルイト姫路ビル、テラッソ姫路と続きます。
デッキは更に東に延伸されています。デッキ越しに見える白亜の建物は開校したばかりの姫路医療専門学校です。コアゾーンCブロックは「健康生きがい開発プロジェクト」として、専門学校の他、フィットネスクラブや専用駐車場棟が完成し、尚も高齢者介護施設が建設中です。
そしてこちらがデッキの東端です。
駅ビルピオレとマルイト姫路ビルを連結したデッキです。マルイトビルの竣工に合わせて新設されました。地上階へのエスカレーターやエレベーターも併設されています。
デッキ上の様子です。
現在、すでに整備済デッキと新設デッキの連結及び全区間の屋根の取り付けが進行中です。
大規模な整備を進めてきた駅北側に対し、人通りも少なく裏口感が強い駅南側についても姫路市は再整備を開始しました。駅前広場の再編と再整備に着手中です。
駅中央出口に接して屋根が構築されています。最近の流行りとなっている透過性のある幕素材の屋根を鉄骨フレームで支える構造です。荒天時や日差しの強い時季でも快適な歩行ができると共に自然光を取り入れて明るい空間を目指します。また一般車とタクシーやバス等の公共交通機関を分離し、混雑解消を図ります。
神戸新聞が昨日報じたところによると、姫路市が2018年の住宅を購入して住みたい街近畿ランキングトップになったそうです。西宮北口、桃山台等の並居る強豪相手の快挙です。姫路城という圧倒的なランドマークに牽引をされた事は間違いありませんが、駅前再開発によるイメージアップも多大な貢献をしているのではないでしょうか。ランキングには他に香里園、明石、高槻等、駅前再開発によって利便性や高度利用が進んだ街が勢揃いしています。姫路の都市戦略が奏功した結果が表れているのではないでしょうか。
姫路駅前の空間整備
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