報道各社が12日付けで報じたところによると、子供服のファミリアが元町商店街にある神戸本店を旧居留地へ移転する事を公表したようです。移転先については日経新聞が大丸神戸店の南側、神戸新聞が同百貨店の南側にあるオフィスビルとされています。
旧居留地への移転と聞いてまず最初に頭に浮かんだのはThe 45thです。商業施設としての立地やスペックも申し分なく、1階から複数階の空きフロアがあるため最適な移転先かと思いました。またようやくこの建物の有効利用に繋がるものと期待しました。
しかし最終的にファミリアからの公式リリースで出店先は大丸のすぐ南にあるジーニアスギャラリー跡のデビスビルである事が判明しました。1-2階を使って店舗面積を2,000平方メートルに拡大。都心の路面店型専門店としてはかなり大型店舗になり、真の本店の名に相応しい旗艦店に生まれ変わります。
オーガニックな食材を使ったレストランとカフェ、アトリエ、幼児教室のキッズラボの他、小児科クリニックも併設した複合店となり、商品の販売だけではない新しいファミリービジネスモデルの構築を図ります。新本店は今年9月の開業予定です。
ファミリアと言えば本社ビルと近代建築のファミリアホールの売却及び磯上通への本社移転やNHK朝の連ドラで創業者がモデルになったりと、この数年は話題に事欠かない企業ですが、今回の移転劇は旧居留地の賑わい創出貢献に大きな役割を果たしそうです。
既存の元町本店跡がどうなるのかも注目されるところですが、元町商店街がまたもや集客の中核を失う事にもなります。近年はヤマハストア、パティスリー・グレゴリー・コレ等、三宮シフトによる大型移転が続いています。元町商店街の地盤沈下は今後ますます避けられない様相を呈してしまうかもしれません。
ファミリアが神戸本店を元町から旧居留地へ移転
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残念です。元町商店街といえば、海文堂、ヤマハ、ファミリアと果物屋さんだったので、うち3つが無くなってしまいました。
海文堂、ヤマハと跡地にドラッグストアが入っていますが、今度はそれ以外を望みます。周辺人口が増えているので、食料品店が良いかと思いますが、イカリスーパー、成城石井などの高級なスーパーマーケットなど商店街の顔になれるような店舗を期待します。ただ、その場合、今度はナチュラルハウスが心配です。