JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 仮設工事が完了 解体作業まっしぐら



JR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事ですが、遂に同ビル全体が完全に足場と防音パネルに覆われ、仮設工事が完了しました。南側低層部から足場設置が始まったのが4月上旬。実に3ヶ月を要する仮設工事でした。



南面の中央部にはまだ防音パネルが付いていないのには何か理由がありそうです。仮設工事にこれだけの時間が掛かる程、駅ビルの解体や建設工事は非常に慎重を期さなければならない作業である事が裏付けられます。



こうやって覆われてしまうと、見た目は意外に小さなビルだった事が分かります。延床面積が約2万平方メートルもあった建物にはとても見えません。新しい超高層の神戸阪急ビルも2.8万平方メートルに留まる予定です。三宮ターミナルビルは地下階も複層ありましたし、建築面積がそもそも阪急ビルの数倍あったので、13フロアでも見た目以上の床があった事になります。神戸阪急ビルの建築面積は1,000平方メートル程度なので床面積はそれほど稼げません。よって西館と一体化する事で3万平方メートル以上になる模様です。



三ノ宮駅ホームから見るだけではこの建物が解体中である事は分かりにくいです。唯一、足場が設置された事が変化です。



ロープ式のホーム柵設置工事が進んでいる三ノ宮駅のプラットホームですが、何やら屋根裏に新たな電源ケーブルを這わす機具が取り付けられました。



ホームの状況を映し出すモニターも設置されました。ホーム上の安全対策の充実化を図るようです。ホーム柵の上下作業を行う際に必要なのかもしれません。こうしたホーム柵の設置によるダイヤへの影響は少なからずとも発生するのではないかと思われます。



JR新ターミナルビルは建築面積だけでも現状の2.5〜3倍近くに広がる筈です。これに建物の超高層化が加わります。階高4m計算で地下階を含め11フロアで想定すると、3〜4万平方メートルの低層部が実現します。これにホテルフロア(一部業務?)をどれたけ積み増すか。計画を取り巻く環境は変化を見せています。神戸空港の規制緩和や国際化の時期が具体化してきた今、三ノ宮への投資価値はこれまでよりも向上している筈です。JR西日本は三宮のポテンシャルを再度、値踏みしているのかもしれません。温泉とショッピングを軸として、外国人観光客にも話題となるホテルとなれば、元々の利便性の高さも手伝って人気ホテルになる事は間違いないでしょう。

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  1. だんちょ より:

    デイリーポータルZで腰巻きビルの記事があり、
    https://dailyportalz.jp/kiji/koshimaki_building
    見ているうちにこちらのサイトを思い出しました。
    久しぶりに訪れるとサイトのデザインが変わっててビックリしました。
    扉絵は諏訪山あたりからの風景でしょうか?

    2年前から東京に単身赴任していたのですが、今週末に神戸に戻る事になりました。
    新宿の摩天楼と人の多さには圧倒されましたが、街が巨大過ぎて落ち着かず、
    普段は高田馬場近辺で過ごしていました。
    三宮近辺が今後どのように変化していくのか、Umieのリニューアルの行方や
    中央市場をはじめとする地下鉄海岸線沿線の浮沈、色々と気になるので
    また定期的にお邪魔させて頂こうと思います。

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