初代兵庫県庁舎

初代兵庫県庁を模した県立兵庫津ミュージアム(仮称)が着工準備開始

旧中央卸市場本場跡地南端の神戸市保有地に計画されている兵庫県立兵庫津ミュージア(仮称)が今年度の着工の為にその準備を開始しました。


この計画は「ここにしかない歴史を発見し、兵庫ファンを増やす拠点施設」をコンセプトとし、近隣にかつて存在した初代兵庫県庁を復元した和風建築と展示を目的としたひょうごはじまり館を一体的に整備する兵庫県立兵庫津ミュージアム(仮称)となります。

この展示施設について兵庫県は現在、展示設計業務の公募型プロポーザルを広告しています。

イオンモール神戸南の南にある敷地の西側でボーリングの試掘調査が行われています。



既にあちらこちらを採掘しているようです。この場所にまず兵庫県庁館を年内に着工予定です。



ひょうごはじまり館は県庁館の東隣に建設される予定です。今年度は地中障害物撤去工事に着手し、新施設の建設工事は来年度に開始されます。



神戸市の冷蔵庫棟と中央卸市場を結ぶ連絡路は今後、どう活用されるのでしょうか。かなりの敷地面積があります。



また兵庫県庁館建設予定地の西側には冷蔵庫棟との間に阿弥陀寺があります。



冷蔵庫棟も老朽化が進んでいます。



神戸市はイオンモール神戸南に接する兵庫運河プロムナードを大輪田橋まで延伸する計画を持っていますが、この整備には冷蔵庫棟の解体が必要となります。



神戸市は中央卸市場本場の再整備基本計画を策定しました。これによると年度内に本場敷地に面する兵庫港を約2ヘクタールに渡って埋め立て、ここに新棟を建設して機能の拡大を図ると共に既存施設も改修・改装を図り、2025年度までの完成を目指しています。埋め立て造成された新しい土地に新冷蔵庫棟が建設されるので、この完成後には現在の冷蔵庫棟が解体されるでしょう。既にこれに関連した工事なのかは不明ですが、兵庫突堤で再整備工事が進行中です。



旧中央卸市場本場跡地にはイオンモール神戸南が開業しました。その敷地の南側で今度は県の集客施設が建設されます。また本場の更なる再整備に付随して兵庫運河にまた新たな開発用地も生まれます。これらこそには人口増加を狙う誘導策が必要です。大型マンションの開発を行い、イオンモールの集客や海岸線の利用客増にも貢献できるようにすると共に兵庫運河の活性や中央卸市場との連携、人の回遊性向上と賑わい創出を図りたいところです。
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