加納町交差点北角地で建設中の「(仮称)布引町TAKAIビル」。地上10階建ての店舗、共同住宅、事務所から成る複合ビルです。不動産業を営む高井商事の新本社屋でもあります。ご覧の通り、鉄骨建方が開始されました。
珍しくクリーム色に塗装された鉄骨が使われています。この建物の最大の特徴である南面コーナーのアールを描く部分は鉄骨の梁に少しずつ角度を付けて組み合わせていきます。
重量鉄骨の梁がクレーンで施工位置まで吊り上げられ、両端にはとびの職人さんがスタンバイしています。慎重に鉄骨の位置を決めた後は素早くボルトで留めていきます。吊られた鉄骨は揺れるので、もし手でも挟み込んでしまったら、大怪我します。とても危険な仕事ですが、機械にはこなせない重要な工程です。いつの時代も鉄骨建方は人の手で行われています。超高層ビルの場合は目も絡みますね。今後、三宮の再開発ビル群の建設工事が本格化すると、鉄骨建方が駅周辺のあちらこちらで進む事になります。三宮は大勢のとび職人が活躍する晴れ舞台となります。
このビルも完成が楽しみな建物の1つです。左隣の空白スペースはコインパーキングが営業中です。分譲マンションの建設計画がありましたが、着工せずに駐車場のままです。街の連続性が途切れる状態は好ましくないので、早期の開発を期待したいですね。できればマンションではなく、ホテルや店舗、事務所ビルが望ましいです。
(仮称)布引町TAKAIビル新築工事
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