これまで月1程度の割合で取材対象としてきた神戸阪急ビル東館解体工事と神戸阪急ビル増築工事。三宮再整備で現状、唯一進行中の大型プロジェクトです。東館の解体工事が本格化して早半年が経過していますが、なかなか既存ビルの解体を外観上で見て取れる動きがありませんでした。しかしここに来てようやくその様子を確認できました。
先行して建物の東側が足場と養生ネットで覆われていましたが、この部分のガルバリウム鋼板の外装材が撤去されている事が確認できます。
西日が当たるこの時間がその内部の工事の進捗を影絵によって物語っています。足場の影の中に建物の躯体である鉄骨の柱が確認できます。未だ建物西側の内部が通路として機能している事や周囲の状況に配慮して、細心の注意を払った解体工事です。通常の既存ビル解体のように重機でバリバリと上層階から破壊していくような工程は採れません。外装パネルを一枚、一枚取り外し、鉄骨や梁も1本、1本とバラしていく慎重な工事です。
先行部分の地上部の解体が終わった後、地下階及び地中障害物撤去を進めるのかそれともまだ残っている建物西側も完全閉鎖して、一気に解体を進行させるのか。次のステップが非常に気になるところです。
神戸市が阪急とタイアップして仮囲いの美装化を実施しました。都心・三宮NEWSや市の事業紹介、映画ロケ地の案内地図等が仮囲いに描かれています。
神戸阪急ビル東館解体工事と神戸阪急ビル増築工事
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