芝生の保護・再生のために養生シートを被せて立ち入りを規制していた東遊園地の芝生広場ですが、規制が解除されて一般開放が始まりました!遠くから見ると青々とした芝が繁っており、急いで近づいてみました。
一面に以前よりも明らかに密度を増した芝が広がっていました。
しかしよく見ると、元々、密度の薄かった部分は芝が生えてはいるものの地肌も目立ち、初年度のようなフカフカの芝の絨毯とは異なる状態です。
シートを敷いてピクニックを楽しむ程度には再生していますが、この上に背を伸ばして寝転びたいという感じではありません。
これから夏に向かって気温と湿度が上がっていくと更に状態は良い方向には向かっていくと思いますが、どこまで復活するでしょうか。例年、神戸まつりのイベントが行われる際も芝が痛めつけられるので、再び再生の為の入場規制期間が設けられるものと思われます。昨年はそうでした。
やはりルミナリエをこの場所で開催し続ける限り、芝生広場との両立は難しいと判断せざるを得ません。今後、予定されている東遊園地の再整備計画にて、公園内のレイアウトの見直しを図り、芝生広場とルミナリエ開催エリアをしっかりとゾーニングで分けるのが一番てっとり早く有効的な解決法かと思います。従ってメリケンパークのリニューアル以上にプランニングをしっかりと持つ必要があるのではないかと思います。
東遊園地の芝生広場開放開始
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以前、サッカー協会を中心に神戸市の小学校、幼稚園などの工程を芝生化する「芝生スピリット」という活動があります。何校かは芝生化に成功しその活動は他県にも広がりましたが、活動は中止されています。残念なことに芝生を活用しすぎると逆に踏み荒らされて芝生は消滅することが原因です。
http://www.shibafu.com/howto/index.html
この東遊園地の芝生はいいことですが、市はあまりにPRして色んなイベントをやりすぎるのですぐに禿げてしまうのが残念です。
つまり芝生に対するリスペクトや展望がないんですね。道具としてしか考えてないと神戸市緑化協会も嘆いています。できればルミナリエ会場を移転するか、東遊園地のコンクリ路面を芝生化してもっと芝生面積を広げた方がいいと思います。ルミナリエをここでやるのは震災記念碑があるからともっともな理由付けていますが、ルミナリエ存続のために無理やり記念碑を造ったのだから強引な言い訳です。
神戸市長はノエビアスタジアムを整備経費が掛かるからと天然芝生からハイブリッド芝生に変えました。全国初と悦に入ってますが、先進的で合理的な欧米人が、なぜ人工芝でなく天然芝生に拘るかというと自然保護と人の心の癒しを重要視しているためです。本当にこの市長は都市景観を分かっていない人だと思います。