そごうの東側にあり中央幹線と国道43号線を結ぶ葺合南54号線の改良工事が予定通り5月9日から開始されました。神戸市からも改良工事開始について公式に記者発表がありました。今年度の工事対象は全長750mの道路区間の内、130mのみです。
すでにプログレス神戸前の交差点付近から既存の道路舗装がカーブを描くように剥がされています。
整備後は1車線のみとなる車道は蛇行するように通りを抜ける事になります。
削られた外側の部分が今後の車道と歩道の境界線になるのではないかと思われます。
左右の歩道幅は現在が3mであるのに対し、各々7mに拡幅されます。
神戸市や京都市は現在、都心部の歩道の拡幅を活性化の起爆剤にしようと積極的に取り組んでいます。この流れを受けて大阪市も御堂筋の側道廃止と歩道拡幅に乗り出しました。人口減や若者の車離れによって今後、街中を走行する車の台数も減少していくのではないかと思われます。
道路の改良に伴って一緒に進めたいのが沿道施設の活性化です。国際会館前の交差点付近は角地にカフェが3店あり、ビルの上層階にまで飲食店が入るビルが複数立っているので賑わいがありますが、交差点から南に下るとすぐに人の流れが途切れ気味です。三宮プラザビル・インテスのツインビル前には比較的大きな公開空地もありますし、再来年には同ビルに本社を置く日本イーライリリーが転居するので、葺合54号線改良工事と絡めて、ビルや広場が賑わいに貢献できるようにその活用方法を市とビルの所有者間で協議して欲しいですね。
そして何といってもこのエリアの活性化に大きな影響を与えるのが磯上モータープール。アイング三宮パーキングと共に都心一等地に眠る大型開発のポテンシャルを秘めた用地です。向かって左側に縦列するのが葺合南54号線沿いに立つ雑居ビル群。
葺合南54号線が魅力的な通りになれば、一連の駅ビル建て替えの波及効果によって、沿道のビルを含めてこの巨大な駐車場の再開発計画が始動するチャンスも生まれてくるかもしれません。
葺合南54号線改良工事
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おはようございます おしゃれに完成して活性化向上を期待しています
神戸の駐車場問題は中々問題の根が深いかもしれません。
近くに市営駐車場や道路地下の駐車場も数多く整備されていますが、
大阪市と違って神戸市は民業圧迫と理由を付けてその駐車場を安く貸し出そうとしません。
いつまでも貴重な神戸の地上用地の駐車場経営化を推し進める施策の一つです。
須磨海浜水族園の駐車場などもそうです
市営の水族園でありながら、駐車場は民営でかつ神戸市も近隣に市営駐車場の整備を行う素振りすらありません。
海遊館と同じか上回る規模を誇りながら、いまひとつ須磨水族園が来園者数でも知名度でも伸び悩む原因の一つです。
貴重な市民の財産を食いつぶす施策だと思います。
この街路整備は面白い試みであるとは思いますが、利用者側のマナーの悪さを考えると複雑です。
三宮中央通り沿線や旧居留地区内でも歩道整備が行われ綺麗になりましたが、広がった部分が駐輪場と化している場所がそこここにあります。
これは利用者側の問題ですが、何か良い方法ないんでしょうかねぇ?
この葺合南54号線の南北の区域は道路美観形成だけでなく、超高層ビル群のスカイラインを作るうえで大事なラインですよね。建築物は大小に関わらず、やはり並列することや群生することでボリュームを生み街並みの景観づくりに寄与します。この区域は中途半端な高層ビルではなく、超高層ビルが建つことが望ましい区域です。
さきの神戸まつりでも、次期朝ドラヒロインの芳根京子ちゃんが神戸は建築物がすてきと言ってくれました。ぜひ、神戸を高さで体現する超高層ビル街に成長して欲しいです。