スポンサーリンク
前回、明らかになった建物の規模やデザインについてお伝えしていたホテルモントレ神戸の建替計画。既存建物の解体を完了し、そのまま建替工事にスライドする形で着工しました。
名称 | (仮称)ホテルモントレ神戸建替計画 |
---|---|
所在地 | 神戸市中央区下山手通2丁目11-3 |
規模 | 地上12階 地下1階 |
敷地面積 | 1,850㎡ |
建築面積 | 1,148㎡ |
延床面積 | 10,587㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
用途 | ホテル |
設計 | 大本組 |
施工 | 大本組 |
事業主 | 山王エステート |
完成予定 | 2020年3月 |
ホテルモントレ神戸の建替計画は、先行して解体された後に新築建替によってリブランド開業した姉妹ホテルのホテル モンテ エルマーナ神戸 アマリーと同様に既存建物の基礎を再利用する事によってコスト抑制と工期短縮を図っています。仮囲いに掲示されている作業予定を確認すると、鉄骨建方と乗入構台の解体が進められるようです。
こちらはまだ既存建物の地下階解体を進めていた頃の写真ですが、鉄骨の構造物は重機が乗り入れて地下での作業ができるように構築された乗入構台です。この構台を解体するという事は建物の躯体となる地下階の鉄骨建方を開始した事を意味しています。
東急ハンズ側にかつて設けられていた入口へと誘う通路は未だ以前の姿を留めていますが、その奥に新しいホテルモントレ神戸の地下階の鉄骨が確認できます。敷地内では南北及び東西でかなりの高低差がありますので、こちらから見ると1階に見えます。鉄骨を良く観察すると、更に上から鉄筋で覆っています。少なくとも地下階は強固な鉄骨鉄筋コンクリート造になる模様です。
地下階フロアのコンクリートが打設されています。左端に鉄筋の列が並んでいます。敷地の南側から鉄骨建方と配筋、コンクリート打設を進め、進捗に合わせて徐々に乗り入れ構台を縮小していくものと思われます。地上部の躯体工事開始にはまだもう少し時間を要しそうです。マルイトグループから新生ホテルモントレ神戸についての公式発表が待ち遠しいですね。
建替中のホテルモントレ神戸の南側に隣接して営業してるホテル ザ・ビー神戸。1-2階には飲食テナントを入れて街の賑わいにも貢献している建物です。この度、1階にハイボールバーが開業しました。ハイボールバー三ノ宮1923はサントリーの経営する飲食店で兵庫県内では初出店となります。99席を用意し、フードメニューも充実。ランチ営業もしています。
ザ・ビーはワシントンホテルの建物をリブランドしています。赤レンガの建物空中通路まであってデザイン性の高さや色調も含めてランドマーク感の強い建物ですが、何せ古さが目立ちます。周囲に建設中、計画中の新築ホテルがこぞって来年に開業すると、競争力の面でハードの古さがより際立ってしまいます。保有する星野リゾートグループがどう勝負を仕掛けてくるのか。成り行きを注視しています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク