JR神戸駅高架下 PLiCO神戸内にStandard Productsが7月26日にオープン

JR西日本アーバン開発がリニューアルを進めているJR神戸駅高架下商業施設「PLiCO神戸」。駅コンコースに面してユニクロ、スターバックスコーヒーがオープンしましたが、今月26日には更なるリニューアルによって新テナントが誕生。

スターバックスコーヒー及び無印良品500が退店した2区画に新たに開業したのは、Standard Products。バラエティショップのダイソーがプロデュースする新業態です。

「ちょっといいのが、ずっといい。」がコンセプト。同じダイソーブランドのTHREEPPYと比べても、Standard Productsの方が都会的で洗練された雰囲気です。

プリコ神戸店は神戸の都心エリアでは初のStandard Productsの出店となりましたが、これに先駆けて、北区岡場駅前の大型商業施設「エコール・リラ」に、ダイソー、THREEPPY、Standard Productsの3ブランドを一挙集結させた大型店を7月5日にオープンさせています(折を見て取材してきたいと思います)。

グレーを基調とした店内の内装に様々な商品が並びます。商業施設でアパレル・ファッションのテナント出店や継続営業は厳しい昨今、雑貨店がこれを補うようになりました。ここに100円ショップの運営会社が参入してきた事により、競争のバランスは変わりつつあります。

ただダイソーもStandard Productsの展開についてはダイソーやTHREEPY程のスピード感は求めていないようで、出店先やエリアを見定めながら、進出を図っているように見受けられます。それが理由か、Standard Productsの兵庫県内初進出は、JR明石駅高架下のピオレ明石で、オープンは2022年8月。神戸都心エリアへの初進出まではそこから実に2年も掛かりました。

Standard Productsの両隣に同じく雑貨店のブルーブルーエ、LEAFが出店しており、近隣のumieのノースモール2階と同様に雑貨店をまとめているようです。

今後もStandard Productsは市内の商業施設において出店の余地を残すでしょう。

玉突き型にテナントの配置や転換を順次行ってリニューアルを進めているPLiCO神戸。

北側に仮囲いを設置して、PLiCO神戸のリニューアル工事における資材ヤードとして活用していますが、まだ暫くはこのヤードの利用を継続するようです。まだリニューアルの内装工事が控えているという事でしょうか。

おまけですが、解体中の新神戸ビルの工事は既存建物の地上躯体がかなり縮小しました。建物消滅までもうあとひと息のところまで進行しています。跡地の開発について、水面下で何らかの動きはあるのでしょうか。