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JR和田岬線から103系がラスト・ランによって勇退 消えゆく旧国鉄時代の象徴車両 残るは県内加古川・播但線と九州筑肥線



JR西日本はJR兵庫駅とJR和田岬駅間約2.7kmを結ぶJR和田岬線から国鉄時代から運行してきた「103系」を昨日、3月18日(土)を以て引退させました。103系の和田岬線への投入は2001年。22年に渡って通勤客や地域住民を運んできたブルーの列車が惜しまれながらもラスト・ランを務めました。



103系は1963年以降に国鉄時代に製造され、全国都市部の近中距離区間を中心に投入された直流車両で、通勤電車の象徴的存在でした。投入される路線によって、ブルー、ライトグリーン、オレンジ、イエロー、グリーン等、カラフルに塗装され、見た目ですぐに何線かを判別しやすさが特徴でした。



国鉄民営化によってJR各社が発足後、首都圏を中心に徐々にステンレス製の新型車両投入が開始され、103系の表舞台は地方に移っていきましたが、JR西日本管内では比較的、多くの路線で103系は継続して活躍していました。



JR神戸線でも普通電車でスカイブルーの103系が2003年まで、その後継の201系も2007年まで活躍していましたので、昭和・平成前期生まれの世代には非常に馴染みのある車両でした。



ステンレス製の車両にはない無骨な造形が魅力の103系。全国の大都市で現役の頃は、ロングシートのみの車両が都会を象徴する雰囲気が特徴だったと思います。



上部中央の二灯式ライトがアイデンティティですが、初期の頃は1灯のデザインでした。



クハ103-247は1973年に製造された車両で、半世紀・50年に渡って運用されてきました。



車内の構造は最新の車両とそんなに変わりはありませんが、懐かしい雰囲気は満載!



その最たるは天井の冷房設備の中央に陣取る扇風機!



懐かしい!の一言でした。昔は冷房の付いていない車両もあり、冷房無しの車両は扇風機のみが真夏の避暑手段。窓は全開でした。



運転席周りの様子。50年の歴史を感じさせるクラシックな運転席です。引退後はどこかの博物館に寄贈されるのでしょうか。



神戸市は和田岬線の廃線申し入れを行っていますが、JRとしては当分の間の廃線は視野に入っていないようです。



103系がメインで運行されてきた和田岬線ですが、時折、103系の車両整備中にはピンチヒッターで、103系と同じくスカイブルーの201系やステンレス車両の207系が登場していました。ラスト・ランは混雑緩和の為、ダイヤは発表されていませんでしたが、非常に多くの人々に見守られながら最後を終えたようです。



車両はやはり207系が後継となるのでしょうか。この記事が投稿された1時間20分後には後継車両によるファースト・ランが和田岬駅に向けて出発する事になります。

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