元町

GSパーク神戸の立体駐車場建設工事 立駐の躯体鉄骨工事が進む 再開発は遠のくが、将来の一発逆転はあるか?



鯉川筋と栄町通の角地で一部は旧神戸住友ビル跡地である平面駐車場のGSパーク神戸。大阪の不動産会社銀泉が運営するコインパーキングです。

かつては敷地南側に立体駐車場がありましたが、神戸住友ビルの解体後にその立体駐車場を解体して全面的に一体化した平面駐車場になりました。

2年前には敷地内で地質ボーリング調査が行われ、将来の再開発の可能性を探る動きが見られていましたが、昨年末より駐車場の西側半分を閉鎖して工事が開始されました。



その目的は再びとなる敷地内一部の立体駐車場化。再開発を待ち望んでいた我々には悪夢のような出来事が着々と進行しています。



3月に完成する立体駐車場は3階建て。収容可能台数は既存の平面駐車場と合わせると、倍近くに飛躍する事になります。



一縷の望みは、立体駐車場化はこれまでの収容台数を確保する事が目的で、残りの敷地を活用して再開発を進めるという可能性です。

しかし半分の土地を使って中途半端に開発を進める位なら、ここはグッと我慢して、一体的な開発が出来るタイミングを待つべきですね。



ここ最近は同じく立駐だった三宮中央通りの東洋カーマックスパーキングがダイワロイヤルによってホテル建設が進み、その向かいの平面駐車場は関電不動産開発がオフィスビル開発、生田新道の立駐も三菱地所がホテル開発を行う等、パーキングの高度利用が進みましたが、ここに来て新たな立駐が追加されるという逆行の動きは残念です。

再開発・再整備が進む三宮に対して、新知事によって県庁周辺再整備も白紙にされてしまい、元町の復権は暗礁に乗り上げてしまう可能性が高まりつつあります。この土地は元町南側活性化の切り札として非常に重要です。

ここは昨年設立された一般財団法人神戸シティ・プロパティ・リサーチに動いて貰い、秘策を用いて、この土地の高度利用促進を期待したいところです。

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POSTED COMMENT

  1. トライ より:

    週末にたくさんの人が行き交う大丸前スクランブル交差点のすぐ近くでもビルの需要がない神戸の状況が残念でならないです

  2. H より:

    このまとまった土地でさえ需要の無い現実にただただ悲しくなります。
    厳しい現実ですね。

  3. 中央区民 より:

    私事ですが、ここの計画がタワーだったら真剣に購入を考えていました。
    せっかくの好立地(眺望も利便性も)なのに、ずーっとコインパーキングとは情けない限りです。いずれ何かしらのプロジェクトは始動するでしょうから首を長くして待ちたいと思います。

  4. 名も無き神戸市民 より:

    商業、業務特化のためタワマンを規制したのにできたのはオフィスビルではなく立派な駐車場。久元市長の手腕が発揮されましたね()

  5. sirokuma より:

    大和や関電などの開発により、エリア内の駐車場が減ったので立駐化したんじゃないでしょうか?ただ中途半端に半分だけだし、ボーリング迄していたんですから、半分は開発かな?
    駐車場の容積率も利用して超高層ビル化(ホテル・オフィス)してくれたら面白いんですけどね。

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