三宮ビル北館

三宮ビル北館再建工事 暫定既存ビル解体工事中

kitakan017.jpg

解体工事が進められている既存の三宮ビル北館と新ビル再建工事の様子です。新ビルは地上13階建のオフィスビルになる予定でP&Gジャパンの本社が移転してくることになっています。また地下階から地上2階までは店舗になります。

kitakan018.jpg

現状ではまだ既存建物が丸々残っているように見え、解体工事がどれ位進んでいるのか分かりません。

kitakan019.jpg

上空から除くと一目瞭然。建物の中央部はすでに解体されていることが分かります。暫定とはいえ銀行の支店であったこと、20年近く稼働していたことを踏まえるとかなりしっかりと造りこまれた鉄骨造の建物だったと言えます。もちろん家主の森本倉庫もここまでの長期間、暫定ビルで通すことになるとは考えてなかったと思いますが。

kitakan016.jpg

南側に隣接する南館がそのまま前にスライドしてくると考えると北館の完成後の様子が容易に想像できますね。

hankyu01.jpg

さて先日、阪急阪神ホールディングスの株主総会で社長の角氏が神戸阪急ビル東館の建替えを検討していることに言及したそうです。報道各社がこのプロジェクトに関して一斉に報じたのが3月。ようやく阪急側がこの件について公式の場で触れたことは新たな一歩です。しかし月日が流れるのは早いですね。もうあの計画報道の興奮から3ヵ月も経過していたなんてびっくりです。

計画の実行についてですが、JRよりも遅れて駅ビル建替に踏み込んだ阪急ですが(元はと言えば10年前からあった建替計画ですが)、実際のところ、どちらの開業が早いかと言えば解体工事や建物の敷地規模、立地性を踏まえても阪急の方が断然早い段階で新ビル開業に漕ぎ着けるのではないかと思われます。もちろん着工時期にもよりますが。

三宮ビル北館が完成する頃(つまりは2年後)に阪急の暫定ビル解体開始になるんでしょうかね。年内に計画概要の発表があると良いですね。



関連記事

POSTED COMMENT

  1. カン より:

    ほんとうに阪急の三宮駅ビル再開発はいろいろと興味がつきませんね。
    そもそも元がJRターミナルビルの対抗ですから、ただの駅舎リニューアルではあまり意味がない訳です。
    阪急としては、撤退した神戸阪急百の復活か、それに近いインパクトが欲しい。
    となると、あの敷地面積では狭すぎるように感じます。
    個人的には、圧倒的なJRはもとより、阿倍野開発で勢力を伸ばしつつある近鉄や大阪南部の南海相手に、阪急が地元神戸への投資を渋ってるのは自らの首を絞める行為にしかならないと思うので、多少のコストは掛かろうとも旧阪急駅ビルのように、架線をまたぐ形での流麗な神戸らしい建築物の復活を強く願っています。

  2. 夢想家 より:

    三宮ビル北館と、神戸阪急ビル東館。
    この2つ仮設ビルを見るたびに、18年前の震災の爪あとが、未だに三宮に残っていることを
    時々思い出させてくれます。
    両方の新ビルが竣工したときに、初めて神戸が復興したと言えるかもしれませんね。(あくまでも表面的にですが・・)
    どんなテナントが新しい阪急ビルに出店するか判りませんが、その時、店に押し寄せる若い人たちの中には、
    旧阪急ビルを知らない人たちも多いことでしょう。
    震災の記憶を受け継ぐためにも、旧ビルの面影を少しでも思い起こさせてくれるような意匠を
    期待したいですね。

  3. 大阪淀屋 より:

    私が夢見ていたのは大阪神ビル・新阪急ビルと同じで、三宮北館とそごうの一体的建替えで一部超高層ビルであった。低層部はそごうが使い、超高層部をオフィスとする。地震がなく、神戸一の売上のそごうなら、可能で、8万クラスの百貨店が誕生していた。新北館はうれしいが、神戸の駅前としては寂しい。そしてそごうも増床しようがなくなり寂しい。
    阪急に関しては地下鉄との乗入実現後に建て替えしてほしい。現敷地に建替えたところで、大した建物はできない。新市長がどういう判断をするか待つべき。せめてJR新ビルと阪急新ビルは大型超高層ビルか、大型超モダンビルであってほしい。

  4. しん@こべるん より:

    カンさん

    鉄道路線を跨いで新ビルを建設するのはどうやら技術的にだけでなく法的にも難しいようです。かと言って現在の仮設ビルの部分のみの高層化ではペンシルビルになるだけですね。阪急はどの領域までこの建替を検討しているのか。

    夢想家さん

    確かにもう三宮で暫定ビルで稼働していたのはこの二棟のみです。これらが再建されてようやく三宮の復興が形的には完了するわけですね。そしてそれが今、現実となろうとしているわけです。20年は長すぎました。

    大阪淀屋さん

    私はニッセイビルとの共同ビル化を夢見ていました。この際はそごうは本館と新館をドッキングした建物へ建て替える他はありませんね。ウミエが好調でそごうは売上を落としているようです。ますますそごう再建の狼煙が上がる環境ができつつあります。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です