前回に引き続き、ヘリ空撮による神戸上空です。今回は撮影した写真の中からよりダイナミックな都心エリアを抜粋してご紹介したいと思います。
立体的な神戸の街は空から見た場合に最もそのダイナミズムを感じることが出来ます。これは南側に集中する高層建築と美しく区画整理された旧居留地を中心としたエリア、海側と山側の高低差等が相まって視覚的に訴えてくる効果なのでしょう。これに六甲の山々が背景に迫ることで、一層、街並が引き立つのです。
この写真では高低差と高層建築が魅せるマジックがより顕著に表れています。
神戸のシンボルストリート「フラワーロード」。
旧居留地にはもう1本程、シンボル的な役割を担う超高層のオフィスビルがあると景観がグッと締まることになるでしょう。高さ的には150-170mは欲しいところです。
東遊園地上空。都会のオアシスです。
旧居留地を背後に絡めて。
旧居留地上空。中央の大通りが京町筋です。
海外では中心ビジネス街をCBD-Central Business Districtと呼びますが、旧居留地はまさに神戸のCBDですね。
旧居留地と三宮の商業地区をゾーニングする役割を担っているのが、左に伸びる三宮中央通り。地下鉄海岸線が通りの地下に走っていますが、直線上にはHAT神戸が広がっています。将来的に延伸はあるのか。もちろん現状の赤字解消が前提ですが。
神戸の表玄関・三宮駅周辺。こうして眺めると土地がないですね。駅上空の活用が今後の開発に大きな意味を持つことになるかもしれません。シティタワーの高さはダントツです。
元町・南京町上空です。狭小ビルが密集しています。南側は大型のビルが多いですね。土地の狭い神戸の街では建物の敷地が非常に狭く、多くの地権者が存在しています。これが神戸に路面店街を発達させている要因の一つなのかもしれません。
浜手バイパスは混雑する二号線を通らずにポーアイや神戸空港へアクセス路、43号線への迂回路として大きな役割を果たしています。またこの高架道路から眺める神戸の街並もまた格別です。来春に向けてハーバーランドの再生に期待が高まります。ノートルダム神戸もオープンし、第一突堤へ新ホテル進出の計画も固まりました。
ウォーターフロントの北側に隣接している栄町通・乙仲通エリア。独自の方法で再生と変化を遂げている街です。トアウェストと並んで裏神戸を代表するエリアです。共同住宅の供給ラッシュによって居住人口も急増中です。
ウォーターフロントの活性を更に高める為に、単なる遊覧船ターミナルとなってしまっている「かもめりあ」とその北側にあるロータリーの有効的な活用方法を検討する必要があります。場合によっては廃止して、中突堤中央ビルを含めた新たな敷地の活用という手段もあります。
空から眺めると神戸の躍動感を感じることができる反面、この街の課題も浮き彫りになってくる気がします。都市行政のプランニングには街を空から眺めるということも必要であると感じました。
ダイナミックな神戸都心上空
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こちらの写真群は凄いアングルですね。ヘリコプターならではという感じです。
神戸市では、都市計画の見直しで間もなく高度地区の種類が第1種~8種となり、内、第1~7種に絶対高さ制限(10m以下~45m以下)が指定され、従来高度規制の無かった商業・工業地域でも一部高度指定がなされそうです。
たとえ敷地が広くても超高層はおろか45m=15F以上の建物も建築が難しくなってきます。なんだか逆行しているような気がしますね。
sirokumaさん
どの地区がどの指定を受けるのかが気になる所ですが、都心主要部では再開発促進のためにそうした制限からは除外されるのではないかと思います。郊外エリアで住宅地区に近接している商業地域等には一定の規制はあった方が良いかもしれませんが。ただ神戸は京都でないので、そこまで厳しい高さ規制を設ける必要性に関しては確かに疑問ですね。
それは声優の山寺宏一さんは兵庫県神戸市なら阪神・淡路大震災から30年になることもありますよね❣️