本日2度目の更新です。日本イーライリリーが長らく本社ビルとして活用してきた磯上通7丁目の三宮プラザビル。磯上通5丁目に新築された大型オフィスビル「LILLY PLAZA ONE BLDG.」に同社が移転した為、このビルの原状復帰工事が開始されています。
ビルはエントンラス周りから完全封鎖されている状態です。
リリー入居中は一部の窓にはアルミのようなシートが取り付けられていました(研究室の西日を防ぐ為?)。すべての窓がブラインドも無い状態なので、ガラスの透明感が強調されてまるで新築ビルのようです。内部は天井パネルも剥がされて内装のリノベーションが進められています。
さて、三宮プラザビルと隣り合う三宮インテスのツインビルは1994年竣工で竹中工務店が建設・保有しているオフィスビルです。日本イーライリリーの移転に伴ってか、これを機として全体のビル名称を変更したようです。全体を三宮プラザとし、旧三宮プラザビルを三宮プラザEAST、旧三宮インテスを三宮プラザWESTと改めました。
敷地構成を示す公開空地標示も更新されています。
三宮プラザWESTのテナント構成です。所有者の竹中工務店を筆頭に立地性とビルのグレードの高さからか一流企業が多く入居する人気のオフィスビルであることを伺わせます。こうして見ると、製薬や医療関連の企業が多く入居している事が分かります。リリーもそうでしたが、意図的にメディカル関連クラスターにしようとしたのでしょうか。
改修工事が完了後の三宮プラザEASTに入るテナントも気になるところです。神戸市は市庁舎2・3号館の建て替えの為、旧居留地を中心に近隣の民間オフィスビルへと各部局の仮移転を進めていますが、好立地にまとまった床が生まれるこの三宮プラザEASTは部局の移転先になるでしょうか。神戸都心部の空室率はこの市関連部局の移転によってこれまで以上に逼迫し、過去最低の2.3%にまで低下してしまいました。全国の多くの大都市でも空率率が1%を切っている状況で、ほとんどマーケットの流動性がなくなってしまう状態に陥ります。そのような中で生まれる今回の三宮プラザEASTの床はかなりの注目を集めてきたのですが、最終的にどのようなテナント構成になるのでしょうか。
竹中工務店にはこの三宮プラザに続く大型のオフィスビルプロジェクトを立ち上げ、神戸のオフィス市場に風穴を開けて欲しいですね。
三宮プラザEASTが改修工事中
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1日二つの更新ありがとうございます
これからも更新できる場合は2記事の投稿をしたいと思います。
三宮プラザEASTの複数のフロアーに富士通の研究施設が入居するようです。
場所柄テナントの質がいいようですね。
富士通の研究施設ですか。それは良いテナントが決まりましたね。三宮ではまとまった床を取得し難い中での上質物件が出た事で注目の高い案件でしたが、やはり竹中の誘致力も強いのでしょうね。
富士通の研究施設の一部が4階と5階で年明けから業務を開始するみたいで、既に什器などが設置されています。
他のフロアーはまだ内装工事中です。