安田不動産が進めている旧石井スポーツビルの建て替えプロジェクト。老朽化した既存ビルは中期的な使用に適さなかった為、建物を一度解体し、新たに低層2階建て 鉄骨造の店舗ビルを建設しています。すでに基礎工事が完了し、鉄骨建方が開始されました!
建物は敷地いっぱいには建てられず、西側にスペースの残します。ここはテラス席として活用されます。
建物の構造や規模は本当にネスカフェ三宮にそっくりです。参考にしているのかもしれません。
周囲の建物と比較して規模は小さいですが、カーテンウォールに包まれたガラスの箱は周辺への賑わい増加に寄与する事が期待されます。テナントは決定しており、業態はカフェ等を想定しています。もう少し早ければブルーボトルコーヒーの出店候補地になった?と思ってみましたが、大丸松坂屋の誘致なので、旧居留地外への出店はそもそも選択肢には無いですね。
この建物の建設許可についても紆余曲折あったようです。街の連続性の観点から見れば、低層建物の建設は落差が大きく見映えに影響します。しかし中途半端フロア面積を持つ老朽ビルのままではテナントも入りませんし、都心の一等地に幽霊ビルを残しておく訳にもいかず、かと言って、更地にしておくのも勿体ないです。将来的には周辺を一体的に再開発する事が可能である安田不動産であるからこそ、暫定的な土地の活用方法として低層テナントビルの建設は良しと見なされるべきでしょう。これが単なる一地権者による開発であればその後の土地譲渡を巡ってややこしくなるのは必然ですが。
おまけですが、三宮中央通りの木口ビル1-2階にあったイタリアンレストランが閉店して内装工事が行われています。外壁を撤去して間口を広げ、新しいサッシが嵌められていました。どんなテナントが入るのでしょうか。コンビニだけでないことを祈ります。
(仮称)旧石井スポーツビル建替え計画
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中央通りのこのエリアは都心の高度利用のため地区計画で最低容積率300%が決められていたはずですが、このような低層の建物はなぜ建設できるのでしょうか。
安田不は近隣の土地も保有しているので、敷地を合算する事が出来ます。