JR神戸駅の天井耐震化工事もいよいよ大詰めに入っています。改札外コンコースの天井改修は完了し、工事の基軸は耐震補強で太くなった柱の仕上げに移りました。
北側の柱から仕上げが進んでいます。三ノ宮駅、兵庫駅同様に柱の足元を鉄板パネルで覆っています。パネル表面は石目調ですが、兵庫駅に近い明るい暖色系になりました。もっと濃い色を想像していたのですが、この色で柱は統一される事になります。
こうやって見るとかなりの数の柱が並んでいますね。
神戸駅の場合は三ノ宮駅よりも時間帯によっては自然光が構内に入ってきます。そのせいかライトの数が少なく少し暗い印象があります。ただ梁が天井パネル裏に隠されているので、天井はその分、平らでスッキリとした印象です。
改札内コンコースも作業床を支えていた鉄骨は全て撤去されました。天井は綺麗になっとのですが、こちらの柱は手付かずで、作業床が接触していた部分が黒く変色してしまったり、壁紙が剥げてしまっています。早く綺麗に補修して欲しいですね。
三ノ宮駅、兵庫駅、神戸駅の天井耐震化が進められ、それに伴って天井と柱の美装化も行われましたが、三ノ宮はまだしも他ニ駅については改修内容が中途半端な点が気になります。特に兵庫駅は天井パネルさえ美装化された場所と何もされていないばしよがチグハグしていて新しいのか古いのかよく分からない状態ですし、神戸駅もチグハグ感は見受けられます。サインや案内表示も兵庫駅は真新しい物を導入し、神戸駅と三ノ宮駅はほぼ手を付けていません。
耐震化が主目的で美装化はついでといったところでしょうか。JR西日本管内で多くの駅舎リニューアルが同時期に進行中ですが、手の込んだ駅と手抜きの駅の落差が激しいのに驚きます。環状線駅のリニューアルにおいてもこの駅間落差は顕著です。とにかくまずは三ノ宮駅を他ターミナル駅と同様にピカピカにして欲しいと思いますが、やはりこれは駅ビル建て替えとセットなのでしょうね。
JR神戸駅天井耐震改修工事
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