2025年以降に建て替え工事着手を予定する神戸市役所本庁舎2号館。現1号館と同等の床面積5万平方メートルの規模が想定されています。
基本構想から読み解く概略は以下の通りです。
建て替え対象敷地は花時計、現電気機械棟、東側歩車道を含める
低層部 誘客機能、文化芸術機能(700-900席規模の中ホール)、情報発信機能
中層部 行政庁舎機能(現2号館と同等の15,000平方メートル)
上層部 眺望を活かした世界に情報発信できる集客機能
上層部の集客機能はイマイチ、ピンと来ないのですが、海外ブランドのホテルを想定しているのでしょうか。
現在の庁舎東側。いつも歩く度にこの無駄に広い歩車道を見て勿体ないなあ〜と思っていましたが、今回の建て替えで見直される可能性が高いです。
建て替え対象地域には花時計があります。10月に撤去が予定されており、再設置は東遊園地の再整備と連動しており、遊園地の整備構想は進められているものの、まだ具体的に花時計がどういう形で復活させるのかは未定です。この場所には先行して建て替えられる3号館の冷房設備が移設されます。
その準備作業なのか近くの木が伐採されています。
将来的には建て替えと共にエネルギーセンターが整備されます。
バスターミナルビルの再開発着工の為にはまず3号館を建て替えなければなりません。建設される新中央区総合庁舎はすでに久米設計が基本策定計画業務を担いましたが、恐らく実施設計までも同社が担うものと思われます。解体は来年開始で20年度に着工し、1年で竣工予定です。よってまだ半年以上は今の状態が継続します。
その間、3号館の部局を近隣の民間オフィスビルへ移転させなればなりません。一部の部局の移転はすでに確認できます。旧居留地の南側は比較的、空室率が高いのである意味、経済効果への効果は期待できると言えるかもしれません。
神戸市で三宮再整備を進めているのは住宅都市局ですが、その都心再生本部長に企画調整局の本部長が兼任するという人事異動が近々行われたとのことです。またウォーターフロント事業を推進するみなと総局には行財政局の財政部長が新総局長に着任したそうです。事がスムーズ且つスピードやテンポ良く進まないのは市の各局の連携が取れていない事も要因の1つになっているようなので、内部のゴタゴタをまず整理して事に当たるという当たり前の事がようやく整います。これからの進捗についての改善を期待しています。
神戸市庁舎建て替え構想
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民間の土地収用が有る場所で時間がかかるのは致し方ありませんが
市有地や市の施設の建て替えくらいは
市長がリードしてどんどん進めてもらいたいものですね。
構想と議論しばらくおいて構想と議論。
それの無限ループを繰り返すかもしれません。
主役はあの市長ですから。
みんなで注意して動向をみていないと
しまいに心変わりしてリノベーションと言いかねません。
本題とはズレますが、あらためて写真で見てもストロングビルは本当に素晴らしいデザインですね。駐車場の看板が台無しにしてもまだこの存在感。。。神戸の隠れた名建築だと思います。
3号館の設計者も意識せざるを得ないでしょう。
そうなんです。フリーハンドで進められるのです。テンポよく出来、しかも特定都市の指定で国からも補助が受けられるのですから、民間協力者も引く手数多かと思います。
もう議論、協議に対してはお腹がいっぱいですね。神戸が全国の他大都市と同じ土俵にすら立てていない事を認識しなければなりません。
パーキンビルとしては優れたデザインかと思います。ただこの場所にパーキングビルという活用はどうしたものかといつも思います。旧居留地内には意外にパーキングビルが多く点在していますね。