昨年末に営業を終了したホテルモントレ神戸。マルイトグループの山王エステートが運営するチェーンホテルでバブル期の1989年の開業。中世ヨーロッパのお城のようなホテルで三宮の繁華街の中において隠れ家的な雰囲気を持った人気ホテルでした。モントレグループホテルのお城のイメージを構築した元祖の存在でもあります。
一昨年前に近接する別館的ホテルだったモントレアマリーを閉館し、新ホテルへの建て替えを実施。宿泊特化型でよりビジネスライクなモンテ・エルマーナを開業しました。それから約1年後にまさか本家モントレまで閉館するとは思いませんでした。しかしよくよく考えると、老朽化していた大阪・梅田のホテルモントレグラスミアハウスも閉館し、新たにホテルモントレ梅田へと建て替え工事を行っていますし、モントレ創世期に建設された建物の更新による競争力強化という戦略に転じているのは明らかなようです。
モントレ神戸の解体はモントレアマリーと同様に大本組が受注。
既存建物の解体工事は3月末までを予定しています。このクラスの建物を基礎まで完全に解体する事を考えると、3ヶ月の工期は短過ぎます。恐らく地上部のみの解体になるものと思われます。
さて既存建物の解体後ですが、複数の読者の方のコメントや建設ニュースのソースからモントレグループの新たなホテルへと建て替えられるようです。モントレアマリーと同様に既存建物の基礎を活用して短期の建て替えを行う可能性があります。掲示されている労災保険関係成立票によると、事業期間は今年の10月末までとなっています。モントレ神戸の公式ホームページには2020年春のリニューアルオープンとされていたようですが、現在と同規模の建物へのスピード建て替えとなるのでしょうか。閉館を惜しむ声も多数あるようです。新しい名物ホテルの誕生を願いたいものです。
ホテルモントレ神戸建屋解体工事
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初めまして。
ほぼ毎日見させてもらっています。
ここで結婚式を数年前に挙げました。
そしてここでホテルの解体を知り、今年一番の衝撃でした(泣)
でも記事の内容から察するに建物が新しくなるようなので
式で打ち付けたプレートもここで見られるのかもしれませんね。
モントレー、宿泊したことはありませんが、昔、春秋が好きでよく通っていました。懐かしいな。何時から行かなくなったかなぁと考えるとバブル崩壊が境目だったと思い当たりました。(笑)
それにしても、ホテルラッシュ…勢いは止まりそうもないですね。事業者はまだまだ需要があると見込んでいるようです。
三菱地所も例外ではないようで、同社のホテル建設計画についての報道では、今後開業(建設)予定のホテルが全国で9棟あるようです。その中に神戸も入っていました。どこに建つんでしょうね。
北新地の旧モントレグラスミアは駐車場ビルに付随した宴会場とチャペルのみで緊急用の部屋を除き正式には客室は一室も無いモントレとしては異質の扱いでした。今回は宴会場のない宿泊特化型で生まれ変わります。
寂しいですね。おしゃれな建物だけでも残すことができなかったのでしょうか。残念。
> 寂しいですね。おしゃれな建物だけでも残すことができなかったのでしょうか。残念。
惜しいと思われる方もいる反面、取り壊されて良かったというコメントもあります。私はどちらかと言えば後者でした。コメント必ずHNを入力下さい。ご協力をお願いします。