新港第3突堤基部にあった旧三突総合ビルは解体作業が進められていましたが、今や解体は完了してすっかり更地となりました。隣接して北側にあった駐車場もアスファルトが剥がされて敷地は一体化されています。
敷地面積2418平方メートルのこの土地には神戸市が神戸港開港150周年の記念事業の一環として「神戸港総合福利厚生施設・(仮称)ポートセンター」を建設します。
(仮称)ポートセンターの概要は以下の通りです。
建物規模 地上5階
延床面積 約4,600平方メートル
建築面積 約1,365平方メートル
敷地面積 約2,418平方メートル
建物構造 鉄骨造
1階 食堂(120席)、コンビニエンスストア
2階・3階 多目的スペース(400席、可動式)
4階 事務所(港湾関係団体)・会議室
5階 事務室(港湾福利厚生協会)・会議室
デザインに関してはプロポーザルコンペを実施し、安田建築設計事務所案が最優秀賞に選ばれました。また施工については一般競争入札によって東洋建設・寄神建設JVに決定し、8月中旬に着工される予定です。
敷地内にはまだ2004年の台風・高潮による水害の様子を示すモニュメントが残されています。一帯は大きく冠水しました。
建物外観ですが、安田建築設計事務所がプロポーザルで提出したデザインから実施設計に向けて修正が入ったようです。
こちらがプロポーザル時のデザイン。垂直を強調したマリオンや壁面のラインはその数を大幅に減らしてしまったようです。少し野暮ったくなった印象です。しかし吹抜け空間の高さや頂部の庇が拡大される等のデザインのブラッシュアップも同時に図られています。
市はこの施設の名称を公募で決めることにしたようです。すでに募集は締め切られており、今月中に名称が決定される予定です。
(仮称)ポートセンター・神戸港総合福利厚生施設の南側には神戸三宮フェリーターミナルがあります。宮崎カーフェリーとジャンボフェリーが停泊しています。
都心の再開発と共に整備が遅れてきた新港突堤エリアですが、徐々に開発が進み始めています。
(仮称)ポートセンター・神戸港総合福利厚生施設建設予定地
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おはようございます いろんな方々に有効利用していただいて活性してほしいです 天井高さの関係でバレーボールは厳しいでしょうが卓球 武道はいけそうですね
建物外観デザインの修正は南面にファサードを新設するのに関連するようですね。そのための経費節減のように感じます。ただ開港150年記念事業としては規模が小さいですね。50年に一度のことですから、新ポートタワーの建設ぐらいやって欲しかったです。
神戸市の平成28年度の国家予算に対する提案・要望として、ウオーターフロント地区の魅力向上に対する支援の中に第2地方合同庁舎の早期解体が組み込まれていました。不思議とこべるんさんのブログ記事になったことや読者の方のコメントは、神戸市が注目しているのか議案にのせることが多いですね。わたしもお邪魔にならないように注目してコメントしていきたいと思います。
新港突堤エリアは現状は倉庫街ですが、今後商業施設やホテル、コンドミニアムに変わっていくんでしょうか。日本では規制の壁がありますが、シドニーやバンクーバーのウォーターフロントのようにしてほしいですね。
建物のデザインは措くとして、「神戸港総合福利厚生施設・(仮称)ポートセンター」と言う名称からしてもこの建物の利用目的が曖昧な事に気付く。この建物だけではなくフェリーターミナルも同じように湾岸の建物には中途半端なものが多い。
これは、湾岸周辺が臨港地区など強い制約下にある事が主因だと思う。臨港地区には時代の変化に伴い従来の役割を終えたあるいは、機能しなくなった施設(ふ頭や倉庫・荷捌き場など)がある。この場でも再三取り上げれれたように、都心部に有効活用できる土地が少ない神戸にとり湾岸は貴重な財産である。そして都心部のこのエリアは、都市計画を整備し利用目的を明確化するだけで、ビジネス・商業・リゾート・ホテル・高層マンションなど如何様にも変化させる事が出来る。それらをこのような目的が不明瞭な建物として利用する事が愚かに思えてならない。
三宮会議などやる暇があるのなら、過去に策定された「港都 神戸」の創生とウォーターフロント都心などを発展させ都市計画を定めるべきだと思う。
臨港地区の間隙を突き食堂やコンビニを作り、お茶を濁し満足していては神戸はじり貧だと思う。
名前忘れました。