神戸貯金事務センター跡地で三井不動産レジデンシャルが計画、熊谷組の設計・施工で建設されている大型分譲マンション「パークホームズ神戸 ザレジデンス」の現況レポートです。
すでに躯体工事は12階に達しており、かなりの存在感が出てきました。3棟構成ですが、現状はほぼ一つの箱の塊になっています。すでに周囲の建物より大きく完成時のスケール感が想像できるようになってきました。
コの字型に3棟に囲まれた中央部。ここまで詰め込むのであれば1棟にして、中央をタワーパーキングのコア構造化+内廊下にしても良かったのではと思います。
もっと言えば、150m級のタワーマンションを期待していたのですが・・・。大阪の都心部はこれまでかつてない程のタワーマンションラッシュが起きています。神戸は完全に動きが止まってしまいました。
それはさておきすでにこの場所に立っていた神戸貯金事務センター以上の規模になったパークホームズ神戸 ザレジデンス。周辺一帯が高規格・高度利用の建物で埋め尽くされることで街の風格が出てきました。
建設中の建物を南側から見た様子です。手前のマンションギャラリーは新開地で建設中のプレミスト神戸ハーバーレジデンスのものです。パークホームズのギャラリーはHDC神戸内に設置されています。
最後は神戸駅方面から眺めたパークホームズ神戸 ザレジデンスです。
パークホームズ神戸 ザレジデンス 栄町通7丁目計画
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
そうですね 土地がひろいのでせめて150m級の建物であれば 涙
三宮、旧居留地や神戸駅前などの新設マンションが、建ぺい率、容積率ともいっぱいに建設されてるところを見ると、すでにマンション建設に規制がかかっているんではないでしょうか?だいたいどれも高さ60m前後のような気がしますし。
だいたいシティータワー神戸三宮に代表されるように、デザインが無機質なタワーマンションが多く建てられたので、規制が入ったと思います。せっかくの超高層ビルなのに見た目が悪いんですよね。シティータワー神戸三宮が神戸最高層なんて許せません。早く見た目にもランドマーク的な超高層ビルが建ってほしいです。
それから神戸阪急ビルの現況調査工事ですが、工事内容の目的に神戸阪急ビル増設、その他とありました。建て替えでなく、増設とありますからパイ山公園まで敷地面積に含まれることは間違いないと思います。
以前こべるんさんが指摘されていたように、神戸市独自の消防条例が
ここにきて効いてきてるように思えます。
建築費が高騰すると全周囲廊下などの神戸市消防条例に合わせた特別な設計はコストに跳ね返るので、
このようにタワーそのものを断念したり
デザインが団地然となったりしがちなのです。
同じ市内超高層でも、御影タワーのような意匠も可能だったのは当時は円高でデフレでしたから
コストのかかる外梁SI工法を神戸市消防条例に適用させながら54階建400戸のタワーに適用するといった事も可能でした。
しかも平均的な規制であった大阪千里のタワーと設計を共通化し姉妹ビルにして採算を取ったのです。
この物件は三井というブランドと宣伝の高級感でオブラートに包まれてますが
基本的な設計思想はツインコリダーで典型的な団地仕様の建物です。
いわゆる70年代に多く建てられたアレです。
団地に現代的な意匠とオートロックなどの設備を付けたもので、効率とコストを追求するとこんな建物が都心に建つのだなと感心してしまいました。
そろそろ規制の緩和も必要な時期にいよいよ差し迫っているのではないでしょうか。
神戸の中心部は平地からすぐ坂になって山が迫っていて窮屈なのは住んでなくてもわかるのに、そんな面積に余裕のない街がなぜ高層化を規制するのか理解に苦しみます。
景観のためと言っても平野が余りにも少ないのでそんな事言ってる場合ではないですよね。