兵庫区平野商店街西側一帯で計画されている神戸国際港都建設事業下三条町北地区防災街区整備事業。平野小学校跡地も含み広大な土地の更地化が進められています。敷地の南側については既に下三条町公園が整備されました。

北側の平野商店街の南西部分を含めた約4,630平方メートルを一体的に再開発するプロジェクトですが、山麓線沿いにあった既存建物は全て解体撤去が完了しました。

開発は、公募プロポーザル形式により、ファミリーマンションの供給に加え、地方再開発事業とシニア向け分譲マンションを中心とした事業展開を進めている株式会社フージャースコーポレーションの提案が選定されました。

同社の提案では、共同住宅、地域交流施設、学童保育施設、交番、まちかど広場等を一体的に整備し、災害に強く安全で清潔な新街区へと生まれ変わらせ、賑わいを生み出すコミュニティ形成を巧みに盛り込んだ内容となっていました。

現地に掲示された建築計画のお知らせです。用途を見て驚いたのですが、共同住宅、児童福祉施設、派出所の他、物販店舗が入っているではないですか。公共施設が提案内容でしたが、商業施設に転換されたのでしょうか。

図面を確認すると、1階は公共公益施設や地域交流施設とされていた部分は全て商業業務施設に転換されていました。

物販店舗となると、食品やバラエティショップ等の出店が考えられ、地域の利便性が高まる事により、周辺エリアに新規の住宅開発が期待できます。市有地を含む種地を活用して、老朽化・高齢化が進んでいた商店街を交流と賑わい拠点への転換を図ると共にマンション建設により、新たな住民の流入を図ります。

食品スーパーについては、古くからトーホーが出店していた地域ですが、トーホーの経営破綻後には三杉屋が後継となって地域の買い物を支えています。もし新たなスーパーが出店するとなると、競争は激化しますが、住民には選択肢が増えます。

平野では夏に祇園祭りが開かれます。神戸にありながら、どこか懐かしい・夏休みのおばあちゃん家の雰囲気を感じさせるまち。それが平野ですが、今回の再開発でその景観が一変します。

震災後に再開発が進んだ新長田は別として、湊川や板宿、そして垂水等、古いアーケード商店街や市場の再開発はマンションを中心に行われています。残る商店街も規模の縮小は不可避だとは思いますが、形を変えながらも残る形を模索して欲しいものです。
神戸国際港都建設事業下三条町北地区防災街区整備事業 敷地の更地化が完了
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