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今年7月の本格着工を目指して既存建物の解体撤去工事が進む雲井通5丁目再開発地区。昨年5月から一部の建物の解体準備がスタートしてから早8ヶ月が経過しました。現在、街区内5棟全ての建物で解体が進行中です。
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プロジェクト概要
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
事業名称 神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者 雲井通5丁目再開発株式会社
施行区域 兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部,346番,347番の一部,同五丁目301番, 302番,303番,317番,318番,319番,320番の一部
区域面積 約1.3ヘクタール
敷地面積 約8,230㎡
延床面積 約98,570㎡
建物構造 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造
階数/高さ 地下2階 地上32階 塔屋2階/約163m
主要用途 商業施設、バスターミナル施設、公益施設、業務施設、宿泊施設 公共施設
設計 大林組 三菱地所設計 坂茂建築設計 東畑建築事務所
施工 大林組
解体着手 2022年6月
完成予定 2027年頃
市道葺合南146号線を幅員18mに道路拡幅
バスターミナル
バーティカル・パッサージュ
三宮図書館
屋上庭園
EVOL HOTEL KOBE
屋外歩廊空間
現在の様子
最も解体工事が先行しているサンパルは低層部を中心にかなりの地上躯体の撤去が進行しています。道路側の防音パネルに変化はありませんが、内側は躯体の消滅が進んでいます。
建物西側は元々2階建ですが、この中央部はごっそり消失しました。
サンパルの東側上層階についても躯体の撤去が本格化しているようです。以前と比べても建物の高さ・大きさが縮小しています。
最後まで営業を続けていた東横INNも既に足場と防音パネルに覆われて他建物同様に解体が始められています。
そしてサンパルに続いて解体の始まった勤労会館も上層の解体が進行しています。
隣接する旧中央区総合庁舎と比較してもその高さの縮小は一目瞭然です。
最上階2フロアや塔屋が既に消失し、大きく縮小しています。
もしかしたら先行するサンパルよりも地上部撤去完了はこちらの方が早いかもしれません。
未だ姿を見せている旧中央区総合庁舎。
東横INNと防音パネルが繋がって一体化した解体が進められようとしています。
再開発街区の東面に接する葺合南146号線も道路改良と拡幅工事の準備の為、地中埋設物の移設や更新が進められています。電線の地中化も行われるものと思われます。
既存建物の縮小がいよいよ始まり、今後は更に急ピッチで街区の更地化が進む事になるでしょう。一時的にではありますが、約1ヘクタールの開放的な空地が誕生します。2号線からシティタワー神戸三宮の全体像が見えるようになるでしょう。
神戸空港の国際化によって都心三宮の交通ターミナルとしての位置付けや評価、地価が大きく変わりそうですが、その環境下を迎えてのII期開発となる雲井通6丁目地区は、どのようなポテンシャルを抱える事になるのでしょうか。三菱地所等のアドバイザリープロポーザル提出時は、バスターミナルの他、商業施設と中長期滞在型のレジデンスという構成で提案されていました。しかしII期計画が始動する2028年頃には神戸空港国際化を2年後に控えて高級ホテルやオフィス需要増も考えられ、新たに外資系ホテルの誘致を検討できる可能性も出てくるでしょう。まずはI期計画の完成を待ってからになりますが、今後数年でII期計画の概要を固める必要が出て来ます。
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いつも丁寧な取材で得た情報を元に、特に三宮の再開発を知らせていただき、ありがとうございます。雲井通5丁目の区役所、東横イン、サンパル等の撤去と、それに代わる高層ビル新築、及び入居する事業者などはよく理解出来ました。
あとは第2期となる雲井通6丁目の再開発ですが、どういう作りになるんだろうと、気になります(既報かもしれません)。今のミント神戸にもバスターミナルはあるわけで、第1期高層ビルとは第2期が間に挟まった形になります。
ミント神戸を下車専用ターミナル(バース)にして、第1期に出発ターミナル(バース)を集約するのでしょうか。第2期ビルが間にある方が、車道のレーン確保から言えば良いのかもしれませんね。
2期ビルは南側のホテルも集約して商業特化になってくれないかと期待しております。既存のファッションビルのミント神戸は手狭な感じが否めません。三ノ宮駅ビルは商業床控えめですし、神戸阪急もまだまだ建て替えられないので、三宮界隈にフロア面積のある最新の商業ビルが建てられるならここしかなさそうです。