外資系高級ホテルの進出が相次ぐ大阪市内。東京や京都にも外資ホテルが次々と開業していますが、大阪の優位点は東京でもこうしたホテルの進出は再開発複合ビルの上層階を陣取るパターンがほぼ100%ですが、大阪の場合、超高層の建物1棟丸ごとホテルというケースが複数案件進んでいる事です。
今年3月にホテルマリオット・インターナショナルが心斎橋・御堂筋沿いに開業したのがW大阪。日本初進出のラグジュアリーライフスタイルホテルです。建物全体をカーテンウォールで覆った非常にスタイリッシュなスレンダータワーです。
デザイン監修は安藤忠雄氏。積水ハウスが建設した地上27階建ての高層タワーにWホテルを誘致した形です。
建物設計は日建設計。施工は竹中工務店です。高さは117.399m。客室数は337室あります。とにかく格好良いホテルです。古い消防条例に縛られて役人が恐れて規制を変えられないユネスコデザイン都市の神戸には建てる事ができません。
そのW大阪の目と鼻の先で解体工事が進められています。御堂筋ダイビルの建て替え計画が進行中です。
老朽化していた御堂筋ダイビル。この建物をダイビル自ら地上20階建ての高層複合ビルへと建て替える予定です。
計画されている建物のイメージです。これまたスタイリッシュでスレンダーなタワーです。
このビルの向かいには積水ハウスが建設した本町南ガーデンシティが聳えています。積水ハウスは御堂筋沿い・本町界隈での再開発に積極的で、最近は前述のW大阪や開発中の安土町3丁目ビルを計画しています。
御堂筋ダイビルの北側に聳えるシンプルなタワーホテルは「The b 大阪御堂筋」。地上21階・306室の大型ホテルですが、現在は休館中です。
そして更に北側に聳えるのが「大阪エクセルホテル東急」。真宗大谷派難波別院の「御堂会館」建て替え事業として、こちらも積水ハウスグループの積和不動産関西株式会社が日本初の寺院山門一体となったホテル(17階・364室)として建設しました。大型の最新ホテルが林立する御堂筋。風格・機能の向上が進み、東京・青山や表参道のような雰囲気さえも感じられます。
地域探訪:大阪・御堂筋心斎橋・本町界隈の大型ホテル開業ラッシュと既存オフィスビルの解体が進む
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大阪には、コンラッド大阪とセントレジスホテル大阪という、ミシュラン5レッドパビリオンがありますし、他にも、5パビリオンのインターコンチネンタルホテル大阪、ザ・リッツ・カールトン大阪など超一流ホテルがあります。
コンラッドは姑ベルンさんの取材でも拝見しましたが素晴らしいホテルですね。
高級ホテル外資系ホテルはまだまだたくさんありますし、良質でデザイン性の高いビル・ホテルはさらに増えそうです。
大阪のベイエリアの開発が進み万博が成功しIRの誘致が成功し、湾岸線西伸部の開通時期がはっきりと目に見えだす頃にやっと、神戸市内で一流ホテルの需要が高まるのかもしれません。