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新港町の新港突堤西地区再開発6工区に建設されており、エリア最大のオフィスビルとなるGLION Awa-s BuildingことGLION本社ビル。
1-3階はショールームや店舗、4-8階はテナントオフィス、9階がGLIONグループ本社、最上階の10階が貸会議室というフロア構成になっているようです。テナントオフィス階の基準面積は838.09m2で天井高は2.8m。神戸では希少な最新のオフィス環境が整っています。
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GLION Awa-s Building計画概要
GLION本社ビル新築工事
所在地 神戸市中央区新港町71
事業者 合同会社デカンショライオン
敷地面積 2,976.54㎡
建築面積 1,234.03m2
延床面積 11,359.75m2
階数 地上10階
用途 事務所 店舗 その他(展示場)
建物⾼さ 51.99m
構造 鉄骨造
設計者 IAO竹田設計
施工者 日本建設
竣工予定 2021年春
建設状況の様子
GLIONグループは4月26日付けで本社を旧居留地からこのビルの9階に移転した事を発表しました。よってビルは既に稼働を開始した事になります。
臨港道路を挟んで向かいのStage Felissimoは2階に開業予定のチョコレートミュージアムや南側の低層棟を除いてフェリシモが全てのフロアを自社で使用する本社ビルとして建設したのに対し、GLIONはショールームや商業施設機能を持たせる低層部を除けば、自社のオフィス利用は1フロアに留まり、残りはテナントオフィスとしてビルの大型化を図った点は興味深いです。
ビルの周りはまだ外構工事が完了しておらず、低層部に開業を予定しているBMW・MINI・フェラーリの3ブランドショールームやBMWワールドミュージアム等の概要やオープンの日程はまだ明らかにされていません。
可能性としてはKPM 神戸ポートミュージアムやフェリシモのチョコレートミュージアムと開業時期を合わせて今秋に一斉オープンするのではないでしょうか。
9階の照明が点灯しています。GLIONのオフィスが稼働している事が伺い知れます。
新港町に進出する企業はGLIONとフェリシモのみと思っていましたが、このビルのテナントフロアに少なくとも4企業が新たに加わる事になります。
三宮駅前からはポートループが運行している他、朝夕の通勤時間帯はこれ以外にも路線バスが三宮と新港町を直通で結んでおり、エリアのアクセス向上が図られています。
コロナ禍でテレワークが推進され、オフィス需要の減退が見られますが、神戸ではオフィスの供給そのものが抑制されてきた為、空室率への影響はまだ限定的ではないかと思われます。
しかし神戸三宮阪急ビルが完成し、抜群の立地性に最新オフィス床が供給された事や、現在、三宮町で関電不動産開発が新築オフィスビルを建設している事やその近隣で大和証券が自社ビルの建て替えを計画し、賃貸床が供給される可能性がある事等、立地の良いエリアにライバルが出現中です。このビルの利点は1フロア辺りの床面積が他ビルよりも大きい点でしょうか。
周辺エリアの再生も着実に進行しています。南側の街区と異なり、北街区は一体的に開発されている為、全ての歩道を再整備する事ができます。
臨港道路で統一されて採用されたデザイン街灯の設置が進みます。鯉川筋の再整備でも同じ街路灯が設置されました。今後、都心やウォーターフロントの再整備エリアではよく見かける存在になるかもしれません。
GLION本社前は植栽や街路樹の植樹、歩道のインターロッキングブロックによる舗装も完了しており、電柱を早く撤去して欲しいと思う今日この頃です。秋までには完了するでしょう。
街路樹と街路灯の組み合わせが良い感じです。殺風景だった倉庫街が潤いのある新街区に変貌しつつあります。新港町地区全体にこの潤い空間が広がっていく予定です。
歩行者デッキに接続するエレベーターの鉄骨の躯体構築が開始されました。
この張り巡らされた電線も無くなってスッキリとした空間に真新しいビル群が立ち並ぶ空間へと生まれ変わるまでもうそんなに時間は掛からないでしょう。そして今は殆ど人通りはありませんが、秋以降には多くの人が訪れるウォーターフロントの集客エリアに変貌を遂げます。
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