三宮

生田川右岸線道路改良工事 3車線化まであと一息 渋滞解消と今後の神戸空港活用に期待


生田川右岸線の改良工事は新神戸と神戸空港間のアクセス向上を目的に常態化している朝夕ラッシュ時の渋滞解消を目指して進められている道路整備事業です。前回の取材から早くも半年が経過していました。



南行きの右岸線の車線増強と歩道再整備を行なっていますが、中央分離帯の位置の変更にも着手しました。



前回の取材時には仮設だった歩道も車止めの柵も付いた正規の歩道になりました。



街路樹も植えられる予定のようで、等間隔で街路樹用のスペースが設けられています。



北側でも中央分離帯の位置変更工事が進行しています。移動が完了すると、2車線から3車線化が実現します。



これまで都心エリアで進められてきた道路改良工事は基本的に車線を減らして歩行者空間を広げる事が主軸でしたが、このプロジェクトは車線を増やす事に力点が置かれています。



道幅は非常に大きいので、歩行者空間もしっかりと確保されています。



この道路改良の真の目的である神戸空港へのアクセス改善ですが、空港運用の変更に伴う拡大路線はコロナの感染状況が一向に衰えない為、国際化も含めて足踏みを余儀なくされています。



訪日客の受け入れ再開は事実上まだ形のみで本格的な回復には程遠い状況です。万博を3年後に控える中、この状態がいつまで続くのか。先行きに不透明感が漂います。



しかし全国各都市の再開発は旺盛に進められており、ポストコロナを見据えて前進しています。withコロナと呼ばれていた状態がとうとう日常化し始めている中で、これに合わせた制度改正を行い、コロナ前のレベルまで経済の平常化を進められるようにするべきかと思います。



新神戸トンネル延伸と国道2号線上の出入口検討がされている筈でしたが、続報を聞きません。せめて構想案を示す等、具体性を以て、将来像を描いて欲しい次第です。

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