東急ハンズ跡

旧東急ハンズ三宮店・エピタ神戸三宮解体工事 やはり跡地開発にはホテルの建設を期待したい


エピタ神戸三宮こと旧東急ハンズ三宮店の解体撤去工事が信和建設の施工で進行しています。前回2月の取材から3ヶ月が経過し、建物躯体の上層部撤去が目に見える形で進んできました。



既に周囲の建物よりも低い高さにまで縮小しました。解体工事は来年1月末を予定しており、現在の進捗状況から秋までには地上躯体は全て消滅するのではないかと思われます。



解体後の土地活用がまだ見えない中、商業地としては一等地でありながら、物販商業施設としてはもはや成り立たない立地ですが、大きな敷地面積を抱える非常に稀少な開発用地でもあります。



同じく20年に閉店した大阪・東急ハンズ心斎橋店の建物も現在、解体工事が進められています。土地と建物は日鉄興和不動が取得しました。東京・池袋の東急ハンズ池袋店は建物の解体は免れ、ニトリの都心型店となりました。



ロフト神戸店もフロアを縮小、ロフト梅田店は閉店し、JR大阪駅前の阪神梅田本店に移転予定。かつて一世を風靡したバラエティストアがビル1棟を丸抱えにした大型店を展開する時代は終わりました。ドンキ・ホーテ、100円均一や300円均一、無印良品、ニトリ等、雑貨・家具を取り扱うプレイヤーが多く増え、定価販売する東急ハンズやロフトは競争力を維持できなくなりました。



信和不動産は六甲アイランドの神戸ファッションプラザ上部に入る神戸プラザホテルを区分所有・運営しています。ホテル経営のノウハウを蓄積している同社が新たに都心でホテル経営に挑戦する姿を見てみたいものです。三宮のホテル経営環境には追い風が吹いています。再びパンデミックのような事がない限りにおいては、需要が上がっていく事はあっても大きく下がる事はないでしょう。隣接する生田神社は訪日客にも人気です。まだ神戸未進出の国内外のブランドを誘致する事にも期待したいですね。

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  1. EYESTAR より:

    生田神社や神戸チキンジョージの傍という立地の特性上、
    インバウンドや推し活などの需要に対応した都市型ホテルの
    開発がもっとも無難な気がします。

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