大丸神戸店の一部として営業する旧居留地38番館。シティバンク神戸支店として1929年に竣工した近代レトロ建築で、現在でも旧居留地を代表する建物です。
この建物が大丸や松坂屋をはじめとする百貨店が店舗周辺のテナントに外部出店を展開する先駆けとなった事は既に周知の事実ですが、アニエスベーの出店からスタートし、2013年から現在まではエルメスが中核テナントになっています。
しかしエルメスも5月14日より改装工事に伴い、旧居留地38番館での営業を休止し、建物全館が閉館しました。リニューアルオープンは2017年と1.5-2年近く先の話です。
2年近くを掛ける改装となると、単なる内装のリニューアルのみには留まらないものと思われます。建物の構造も含めた改修となるでしょう。耐震化も加えられているのでしょうか。
エルメスのみならず、2階のPATISSERIE TOOTH TOOTH サロン・ド・テラス 旧居留地38番館店も5月6日に閉店しました。こちらはエルメスのように移転ではなく、完全閉店に至りました。
移転先は明海ビル・BLOCK32内です。荘厳な吹き抜け内の新店舗。こちらもエルメスの出店に相応しい建物と言えます。
2年間の暫定出店ではありますが、BLOCK32を華やかに彩る事になるでしょう。
大丸カーポートの入るBLOCK30。店舗の入れ替えが行われました。
コムデギャルソン神戸店が大丸2階からBLOCK30の1階に移転オープンし、路面店となりました。
南側の新明海ビルの1階に昨年10月にオープンしたYoshinoはいつの間にか閉店しており、既に改装工事が開始されていました。旧居留地内の路面店として鳴物入りで開業した筈でした。
5月6日に閉店したようです。半年程の営業でした。先週、Yogibo Store銀座1丁目柳通り店も閉店。Yogiboの路面店がハイブランドの街で成功を収めるのは難しいのかもしれません。次の後継テナントはやはりハイブランドでしょうか。
旧居留地38番館の向かいのBLOCK31・TESTA神戸旧居留地。昨年にBEAMS HOUSEが移転による退店して以来、空きテナントの状況が継続しています。
旧居留地38番館の閉館によって旧居留地内のメインの交差点の一つである明石町筋と仲町通の交差点が少し寂しい状態です。TESTA神戸旧居留地に早期の新テナントが決まると良いですが、メゾネットであるが故に、一定の店舗面積を確保できる体力のあるテナントに限られます。カフェの出店は考えられないでしょうか。
旧居留地38番館が一時休館 営業再開は2027年
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