山手幹線の神戸クアハウスが来年3月末に閉館 複合施設に建て替えへ

山手幹線沿いは二宮町にある温浴施設「神戸クアハウス」。天然温泉や天然水を売りとした地元民のオアシスとして営業しています。



日帰り温泉とカプセルホテルの宿泊機能を持ち、生田新道の神戸サウナと良い競合関係にある施設かと思います。これまで設備のリニューアルを進めてきましたが、施設の老朽化が著しく、またハーバーランドには大型温浴複合施設の万葉倶楽部が進出し、競争はより激しくなりました。



そこで神戸クアハウスは来年3月末を以て休館する事を決定したようです。以降、既存施設の解体工事に着手し、複合施設ビルへと建て替えが進められる予定です。



建て替え後の施設には新生・神戸クアハウスが含まれます。どれ位の規模の建物に再開発されるのでしょうか。また宿泊施設の機能はカプセルのみに留まらず、通常のホテル機能も盛り込まれるかもしれません。



施設の安定運営の為、更に上層階には賃貸共同住宅を入れるという手も考えられます。

現在の建物は6階建て。敷地面積は450平方メートル程でしょうか。用途地域は商業地域で建蔽率80% 容積率600%です。敷地面積が500平方メートル以上あれば、総合設計制度での容積率割増を活用できるのですが。



閉館前にこのレトロな雰囲気たっぷりの現在のクアハウスを堪能したいという人も多いのではないかと思います。リピーターも沢山いる事でしょう。



天然水・「神戸ウォーター 布引の水」の水汲み場もこの施設の人気の一つです。



さてどのような施設がいつのタイミングで完成するのか。魅力ある都心エリアのスパ施設がパワーアップして生まれ変わるプロジェクトが来春始動します。次の詳報が楽しみです。



神戸クアハウスの向かいにもビルの解体跡地が存在しますが、活用されずに更地のままです。何故かGoogleマップにはこの場所に神戸ウォーターの文字が入っています。何らかの関連があるのでしょうか。