こべるん ~変化していく神戸~
三宮再整備

地下鉄三宮駅東西連絡通路開通 地下空間の利便性・回遊性が高められる 市による周知が必要では?



昨夏から改修工事が進められてきた地下鉄三宮駅東西連絡通路。同駅の東改札と西改札間を新たに設けられる通路で連絡する工事です。昨年9月末に完成予定でしたが、工事は延長し、1月18日の完了予定と変更されていました。しかし読者の方から既に昨年末に開通しているというコメントを頂きましたので、早速、現場取材をしてきました(ABCさんありがとうございました)。



東改札口にある定期券売場奥に西改札口へと誘う通路が誕生しました!吊り下げ看板等は無く、フロアに案内シートが貼られました。仮囲いのあった場所の奥に真新しい通路が広がっています。



定期券売場横を通り抜けていくと全く新しい世界が広がっていました!



地下鉄三宮駅構内にこれまで無かった完全な新空間が広がっています。構内は開業時からそのままの部分が大半を占めている状態の中で、この新通路だけは新築の美しさが際立っています。



通路天井には等間隔に鏡パネルが取付らています。



壁と天井を覆うコの字型の木製パネル、黒パネルのスリット、石壁を交互に組み合わせたデザインは好感が持てます。照明は黒のスリットパネルにLEDのダウンライトを埋め込んでいます。



入口付近の20m程を抜けていくと、中央部のデザインの異なる空間に突入します。またここから西改札口向かって緩やかに傾斜する形でスロープになっています。東と西で高低差があるようです。



中央部は壁を木目パネルを基調として真ん中にモザイクタイルをアクセントにあしらっています。モザイクタイルは個人的にも好みの装飾です。ウミエのノースモールにも多用されています。



天井は木目と平面パネルを組み合わせ、中央に蛇行するように黒のスリットパネルを入れています。ダウンライトはこの蛇行したスリットに埋め込まれています。



床も天井に合わせて木目のフロアが曲線を描いています。



中央部を抜けて西改札口が近づいてくると、再び入口付近と同様のコの字型ゲート調のデザインに戻ります。



西改札口の既存通路に出ます。



西改札口にある駅構内の案内図です。最近設置されたものではありませんが、東改札口への矢印があります。やはりこの通路は以前から存在していたようですが、何らかの理由で閉鎖され、今回の改修工事によって復活したのだと思われます。



西改札口の通路から眺めた東西連絡通路の様子です。

今回の通路開通によって地下空間を使って移動できる距離が更に拡大しました。西改札と東改札間の回遊性や利便性も高まります。しかし神戸市からはこの通路が開通した事については特に発表がありません。利用促進の為、市民への周知は行うべきかと思います。



西改札に連絡する西出口1番から地上に出ると、目の前には昨年末に閉店した東急ハンズ神戸店が鎮座していました。「ありがとう、神戸。」の垂れ幕が未だ掲げられており、寂しい気持ちになりました。再進出は間違いなくあると思いますが、それには出店に相応しい立地と箱が必要になります。三宮駅周辺の再開発ビルへの進出が可能性として最も高いかと思います。またこのビルや土地の今後の利活用についても動向が注目されます。

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POSTED COMMENT

  1. 某京都府民 より:

    新型コロナウイルス以降の時代においては、利便性やお洒落さに加えて、あまり混雑しすぎないような設計も重要になってくるのかなと思います。

    もちろん都市には賑わいも必要ですが、お店に興味がなくさっさと家に帰りたい日もあるわけですから、そういう人のための通路を設けるなど、賑わいと三密回避をうまく両立させていくことが求められるのだろうと思います。

  2. ABC より:

    早速の取材ありがとうございます。
    元々関係者用通路としてあるものを美装化して開放したので低コストで回遊性・バリアフリー性を高められる良い取り組みだなと感じてます。
    同じように、昔使っていた三ノ宮駅の新聞用通路(jr西口〜ミント間)も使われないまま放置されているので、共用開放されないかなと思ったりしましたが、あれは狭すぎるから難しいですかね・・・
    ちなみに、コメントしてから気が付きましたが、交通局のホームページで開通に関する記事がありました。
    https://www.city.kobe.lg.jp/a65755/kurashi/access/kotsukyoku/20201225sannomiya.html
    新長田駅ホームリニューアル事業者募集や、和田岬駅ホーム拡張のときもそうですが、
    交通局の発表があっても、記者発表資料や市長会見資料に出てこないので気が付きにくいんですよね。水道や下水道、都計情報等でもそうですが、いろんなページをチェックしないと確認できず、一般市民がそこまで見に行くとは到底思えないので、もう少し広報には力入れて欲しいなとつくづく感じます。

  3. 摂津国人 より:

    > やはりこの通路は以前から存在していたようですが、何らかの理由で閉鎖され、今回の改修工事によって復活したのだと思われます。
    なるほど、やはり私の記憶違いではなく、この通路はあったのかもしれませんね。
    以前の記事でコメント差し上げましたが、数回通った記憶と、何らかの理由(地上道路の復旧に伴う地下道の利用者減だったと思います)で通路閉鎖のニュースをTVで見た記憶があります。
    当時、震災後のどさくさの時期の記憶だったので、皆さんの「そんな通路なかった」とのコメントを拝見すると私の記憶違いかもと感じていたのですが、新しくない案内図に東改札への道が示されているのであれば、駅職員向けではなく利用者向けに供用されていた可能性は高いですね。
    当時はインターネットがあまり発展していなかったので当時のニュース記事などは残っておらず、確認しようがないのですが、震災時に期間限定で非公式に供用していたと考えると腑に落ちます。

    神戸市に広報が足りないのは皆さん仰る通りですね。
    六甲山上スマートシティ構想について、神戸市の以下の記事を見た時は「六甲山に光ファイバー引いてサテライトオフィス作るだけやん…。そんなたいそうな構想ちゃうで」と思ったのですが、

    六甲山上スマートシティ構想
    https://www.city.kobe.lg.jp/a89138/shise/kekaku/kikakuchosekyoku/creative-smart-rokko-mountains.html

    以下のコンサルタントの方が書かれた六甲山スマートシティ構想の記事を見ると「これは熱い。ドローンも全自動運転車も日本は遅れとんやから、どんどんやるべき。ドローンでの配達なんて人口が分散しとう六甲山でテストするのがぴったりやし、全自動運転車もあまり交通がなくて、かと言って全くないわけでない六甲山でのテストはよい判断。」と、真逆の評価になりました(笑)
    これでは、この構想に参加する企業の誘致にも訴求点が不明確だったのではないかと心配してしまいます。
    あまり笑い事ではありませんね、神戸市は広報やマーケティングの技術を民間から学んだ方がいいのではないでしょうか。

    「六甲山上スマートシティ構想」で注目、六甲山について分かったこと・感じたことす
    http://becoming-you.org/blog/archives/2096

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