三宮

加納町3丁目交差点改良工事が本格着工 今後の歩道橋の運命はいかに?


今年2月末に完成を予定していた加納町3丁目交差点改良工事は着工が遅れていましたが、ようやく工事が開始される事になり、4ヶ月遅れの8月末の完了を予定しています。工事対象は交差点からフラワーロード北側300mの区間を合わせたエリアです。

プロジェクト概要

加納町3丁目交差点改良工事



発注者
工事場所 神戸市中央区加納町3丁目~布引町2丁目
工事延長L=0.3 ㎞
道路土工1式 車道舗装工 137㎡ 歩道舗装工 404㎡ 街渠工 340m
道路付属物工1式
歩道照明施設工1式
横断歩道橋撤去工1径
完成予定 2022年8月31日

改良工事の対象エリアは交差点の北側からフラワーロードを含む300m


交差点付近の改良工事の内容は山手幹線の横断歩道拡大、フラワーロードに横断歩道新設、交差点付近の歩道の拡幅・舗装等



北側のフラワーロードでは舗装、照明設備の更新、横断歩道の廃止等











フラワーロードの光のミュージアムをこの区間にも適用。沿道に統一されて設置されてきたオリジナル街路灯やその他のポール灯や埋め込み照明等、新しい照明設備に更新



フラワーロードを横断する歩道の設置に伴い、頭上の歩道橋は撤去を予定


都心再整備の一環として進められる交差点改良工事。三宮クロススクエアの整備を進めるための準備の目的も含んでおり、交差点内の車線数を減少させてフラワーロードの南下をさせ難くします。



まずは交差点北側の中央分離帯の改造から着手。



中央分離帯の幅を広げました。先端に防護壁を構築し、歩道も広げて北行きの車道は3車線から2車線に改造します。



この中央分離帯の一部を取り壊して横断歩道を新設。歩道が出来たら、頭上のフラワーロードを跨ぐ歩道橋は撤去されます。



このY字の右の飛び出た陸橋が無くなります。これまでフラワーロードを渡るには歩道橋を使う以外の方法はありませんでしたが、バリアフリー化されていないこの歩道橋によって不便な交差点でした。



山手幹線内の中央分離帯も改良工事が進められています。



こちらの先端にも防護壁を構築しています。



交差点周辺では周囲の建物の建て替えや再開発も進行しており、交差点改良による回遊性向上が与える影響は少なくありません。



周辺開発の中でも最大規模となる布引アパートとイスズベーカリー本社跡地。改良された交差点の恩恵を多大に受ける可能性のある開発用地です。



布引アパートの解体工事は地下躯体の撤去を進めています。大きな建物の地下階ですので解体もダイナミックです。



この解体工事は8月末に完了予定ですが、隣のイスズベーカリー本社の解体は同社の兵庫区への移転が完了する9月下旬以降になります。敷地全体が一体化された更地になるのは来春位かと思われます。

交差点改良工事は今回のみで終わるのか。それとも徐々に陸橋を解体し、段階的に横断歩道を増やしていく事になるのか。布引町の再開発と共に交差点の将来像も注視していきたいと思います。

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