新港突堤西地区再開発

三宮新港町計画・ベイシティタワーズ神戸EAST 躯体工事は遂に上棟を迎える!ツインタワー化成就



新港突堤西地区で建設されているツインタワーマンション・ベイシティタワーズ神戸WESt・EAST。神戸における都心・ウォーターフロント地区最後のタワーマンションとして注目されている物件です。



WESTとのツインタワー化を目指して、EASTの躯体工事が進められてきましたが、遂に最上層27階に到達し、上棟しました!



竣工済みのWEST同様にEASTの低層部にも店舗が入る予定です。しかしWESTはコロナ禍に完成した事や、エリアの商業地としてのポテンシャルがまだ高められておらず、出店するテナントを誘致できなかった事から、ひとまず床を保有する住友不動産が自社利用を開始しました。



EASTについても現状のままだとテナントを募るのは厳しいと思われますが、起死回生の可能性を秘めているのが、EASTの南側で建設の進むジーライオンアリーナ神戸です。アリーナは年間200日の稼働を目指す他、アリーナの西側や突堤の先端は商業利用が計画されている為、300万人/年が第2突堤を訪れる試算が行われており、周辺エリアにも大きな波及効果が現れる可能性が高く、



集客力が高まれば、出店テナントも増え、エリアの利便性が向上して、マンションの販売も促進される好循環が生まれます。



EASTの建設がWESTよりも遅れて着工したのは、WESTの販売状況を確認し、ツインタワーは維持しつつも場合によっては分譲マンションではなく、高齢者住宅に転換するというサイドプランもあった模様です。この陸の孤島に近しい新港町でマンション開発が本当に成り立つのかという懐疑的な考えもありました。

しかし最終的に住友不動産・関電不動産開発の二社はEASTも計画通り分譲マンションとしての販売に踏み切ったのは、やはり第2突堤にアリーナの建設が決まり、エリアのポテンシャルが大幅に引き上げられた事が後押しになったのでしょう。



来年のアリーナ完成に加えて、更に神戸空港の国際化が実現すると、神戸に対する海外投資家の注目度も高められる可能性があり、高騰する大阪や京都に対して割安に映る神戸は今後の投資先に選ばれるかもしれません。



従って、WESTもEASTも即完売は狙わず、一定の時間を使っても、売り切る事ができると踏まえられているからこその建設続行なのではないかと思われます。EASTの向かいで解体の進む住友倉庫跡地の開発についても事業者や内容が固まると、更にエリアの注目度やポテンシャルは引き上げられるでしょう。

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