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スカイマークが再上場 2015年の上場廃止以来7年ぶり 新型機導入も発表 神戸空港活用で更なる飛躍へ



スカイマークが12月中旬に東証グロース市場に上場する事が、東京証券取引所に承認されたと発表しました。2015年の上場廃止から約7年ぶりの返り咲きとなります。

当時の同社は、超巨大機エアバスA380の導入や国際線への参入等、拡大路線の経営を進めたいましたが、LCC格安航空会社との競争激化等の要因で経営が悪化。2015年に民事再生法の適用を申請して経営破綻しました。



神戸空港を西の「ハブ」として、現在でも同空港就航最多路線を誇る同社。スカイマーク無くして神戸空港は成り立ちません。また同社も神戸空港を拠点とする事で成長を遂げてきた背景があります。

スカイ社破綻後、神戸空港の先行きにも暗雲が立ち込めていましたが、ANAが最大の出資者となって経営再建がスタート。その後、航空需要の高まりから、再度、神戸空港を起点とした多くの路線を開設し、2019年には再上場を申請しましたが、利用者数もピークに達していた所にコロナ禍に見舞われました。



スカイマークは、今回の再上場にあたり、2025年以降を目処として新型機12機の導入を行う事を計画しています。新型機は、現在運航中のボーイング737-800型機の後継機とし、ボーイング737 MAX シリーズのボーイング737-8型機6機を2025年度第1四半期より導入を開始する予定です。



ボーイング737-8型機は737 MAXシリーズの中で最も胴体が長い機材で、座席数は210席、航続距離6,510kmです。また開発中で更に胴の長い737-10も導入される予定で、こちらは最大230席を供給。従ってこれらの新型機材の投入が行われると、737-800型と比較しても利用者数は25%増加する事になります。



これらの新型機は当然、神戸空港就航路線にも投入されるものと思われます。導入時期は奇しくも同空港の発着枠条件の拡大時期と重なります。

またこれらの新型機の航続距離から推察すると、国際線での使用も考えられるでしょう。



スカイ社の今後の拡大戦略は神戸空港の飛躍と成長とも直結していると言えるでしょう。2〜3年後に増える新たな発着枠を使ってどのような絵をスカイマークが描こうとしているのか。FDAとコードシェア便を運行する日本航空が再度、神戸空港に就航する可能性はあるのか。スカイマークの大株主である全日空が何らかのアクションを起こす事はとるのか。



国際線に関してはスカイ社は短期間ではあるものの、成田-サイパン線を運航していた時期はありました。神戸でも近中距離国際線の就航が検討されていますが、スカイ社が運航する路線が開設される事はほぼ間違いないかと思われます。



神戸空港を取り巻く環境は着実に変化を遂げており、今や追い風が吹いています。空港の飛躍と都心再整備を連動させ、ビジネスと観光客を呼び込む大車輪を回転させていく原動力を生み出さなければなりません。スカイマークの成長はこれに必要不可欠と言えるでしょう。

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